キャベツ1玉が「150円」程度になり価格が落ち着いてきました。カット野菜1袋100円とキャベツ1玉ではどちらがオトクなのでしょうか?

配信日: 2025.05.16

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キャベツ1玉が「150円」程度になり価格が落ち着いてきました。カット野菜1袋100円とキャベツ1玉ではどちらがオトクなのでしょうか?
最近、キャベツの価格が落ち着き、1玉150円程度で購入できるようになりました。一方で、カット野菜1袋も100円前後で販売されています。価格だけを見るとキャベツ1玉のほうが割安に感じますが、調理の手間や保存性を考えると、カット野菜のほうが便利かもしれません。
 
そこで本記事では、キャベツ1玉とカット野菜1袋の価格や内容量、調理の手間、保存性などを比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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キャベツ1玉とカット野菜1袋の価格と内容量を比較

最近、野菜の価格が高騰していた時期を経て、ようやくキャベツの値段が落ち着いてきました。
 
現在、スーパーなどではキャベツ1玉が150円前後で販売されていることも多く、手に取りやすい価格となっています。一方で、同じキャベツでもカット野菜として袋詰めされた千切りキャベツなどは、1袋あたり100円前後で売られています。本章で、価格と量を比較してみましょう。
 
キャベツ1玉の重さは品種や時期によりますが、およそ1キログラムが一般的です。仮に1玉150円とした場合、100グラムあたりの価格は15円となります。
 
一方で、カット野菜は1袋100グラム前後で100円程度の価格が一般的です。
 
100グラムあたりの価格で比べると、キャベツ1玉のほうが6~7倍安いということで、かなり大きな価格差があることが分かります。
 
もちろん、カット野菜には加工費や包装費が含まれているため割高になるのは当然ですが、価格だけを見れば、キャベツ1玉を購入したほうが圧倒的にオトクといえるでしょう。
 

調理の手間や保存性を考慮した場合のメリット・デメリット

価格差が大きくても、実際に使うときの便利さが選ぶポイントになる人も多いはずです。
 
キャベツ1玉は、まず外葉を取り、洗い、カットするという手間があります。さらに切った後も冷蔵庫で保存する必要があり、保存方法によっては水分が抜けたり、変色してしまったりすることもあります。保存の工夫としては、カット面にラップをして新聞紙で包む、野菜室に立てて保存するなどの方法があります。
 
一方で、カット野菜は開封してすぐに使えるのが最大の利点です。特に一人暮らしの方や、忙しくて調理に時間をかけたくない方にとっては、かなり魅力的な選択肢です。また、そのまま食べられる旨の記載がされている商品であれば洗う必要もなく、すでに切られているためゴミも少なく済みます。
 
ただし、カット野菜は加工の過程で栄養が失われやすく、賞味期限も短いというデメリットがあります。開封後はすぐに使い切る必要があり、保存には向いていません。日持ちを重視したい場合は、未加工のキャベツのほうが有利でしょう。
 

どちらを選ぶべきか? ライフスタイル別のおすすめ

それでは、どちらを選ぶべきかをライフスタイル別に考えてみましょう。
 
家族世帯や自炊頻度が高い方にとっては、キャベツ1玉を購入するほうが明らかにオトクです。千切りキャベツとしてサラダに使えるのはもちろん、炒め物やみそ汁の具材、煮物など用途は幅広く、さまざまな料理に活用できます。大量に使う機会がある人にとっては、コストパフォーマンスの高い選択肢といえるでしょう。
 
一方、一人暮らしの方や自炊の頻度が少ない方、時間を節約したい方にとっては、カット野菜のほうが便利です。すぐに食べられる点は、仕事帰りの夕食や時間がない朝食などに非常に助かります。また、野菜を無駄にせず使い切れる点も、結果的に食品ロスの削減につながるため経済的ともいえます。
 
また、健康面においても、多少価格が高くても野菜をしっかり摂取することが第一です。「切るのが面倒だから野菜を食べない」となるよりは、カット野菜でもしっかり栄養を取るほうがベターです。
 

賢く選んで、食費と時間を節約しよう

キャベツ1玉とカット野菜は、それぞれに価格・手間・保存性という異なるメリット・デメリットがあります。価格面ではキャベツ1玉が圧倒的に有利ですが、時間や手間を節約したい人にとってはカット野菜の利便性は非常に高いです。
 
結論として、「どちらがオトクか」は一概にいえず、自分のライフスタイルや調理習慣に合ったほうを選ぶことが一番のポイントです。忙しい平日はカット野菜、週末にまとめて調理するときはキャベツ1玉、といったように両方を上手に使い分けるのもおすすめの方法です。
 
日々のちょっとした選択が、食費の節約だけでなく、健康的な食生活にもつながります。ぜひ自分に合ったスタイルで、賢くおいしい毎日を過ごしてください。
 

出典

農林水産省 食品価格動向調査(野菜)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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