家族で「お寿司」をお腹いっぱい食べたい! 自宅で作るといくら安くなる?「スシロー・くら寿司・はま寿司」の価格と比較
配信日: 2025.05.17

しかし、好きなネタを好きなだけ食べようとすると、意外にお会計が気になるものではないでしょうか。本記事では、回転ずしチェーンのすしネタの価格を調査し、自宅で作る場合のコストと比較してみます。
回転ずしチェーンと自宅で作るすしはどちらが安い?
回転ずしチェーンと自宅で作る場合のコストを比較し、どれくらいの差があるのか検証します。
回転ずしチェーンの場合
定番のすしネタである、まぐろ、サーモン、えびの3種類の価格を基に、回転ずしにかかるコストを計算します。人気回転ずしチェーンのスシロー、くら寿司、はま寿司の3社を対象に、平均価格を算出します(価格は全て1皿2貫の税込み価格)(2025年3月時点)。
筆者作成
図表1のとおり、定番ネタ3種類の平均価格は、1皿あたり115円程度であることが分かります。おなかいっぱい食べるとなると、1人あたり8~10皿程度は必要かもしれません。その場合、1人あたりの費用は約900~1200円です。
自宅で作るおすしの場合
自宅でおすしを作る場合の費用を考えてみましょう。お米とすし酢、刺し身パックを利用する場合の費用をまとめました。
・米2合:225円
・すし酢大さじ3:43円
・刺し身パック4人盛り(約30切入り):2139円
合計金額は2407円です。この材料でだいたい4人分のおすしが作れるため、1人あたり約800円です。回転ずしの価格と比較すると、100円~400円程度安いと言えそうです。
一見すると、あまり大差なく感じるかもしれませんが、1人400円の節約になると、4人家族で1回あたり1600円の節約になります。例えば、回転ずしに月2回行くうちの1回を自宅ずしに変えれば、年間で約2万円の節約につながるのです。
さらに、旬の魚を買えばよりコストを抑えることができたり、余ったお刺し身を漬け丼としてアレンジしたりする楽しみもあるでしょう。
手作りすしのデメリット
自宅でおすしを作る場合、コスト面でのメリットがありますが、以下のようなデメリットもあります。
・酢飯を作る手間がかかる
・ネタを切らなければならない
・刺し身の種類を豊富にしようと思うと意外にコストがかかる
・片付けが面倒
自分で握る楽しさや、家族みんなで作るイベント感を味わえるのは魅力ですが、手軽におすしを楽しみたい人にとっては、回転ずしのほうが便利でコスパが良いかもしれません。
まとめ
定番ネタのおすしは、外食より自宅で作るほうが100円~400円ほどお得になります。ただし、おすしは外で食べる楽しさがあるという意見もあるでしょう。
コスパや家族で作る楽しさを優先するのであれば自宅ずし、手軽に豊富なネタを楽しみたい場合はすしチェーンに行くなど、状況に合わせて使い分けるのがおすすめです。
執筆者:渡邉志帆
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