家の「Wi-Fiルーター」は24時間365日つけっぱなしです。当然と思っていたのですが「電気代が1万円くらいかかるのでは?」と不安になってきました。年間の電気代はどれくらいになるのでしょうか?

配信日: 2025.05.15

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家の「Wi-Fiルーター」は24時間365日つけっぱなしです。当然と思っていたのですが「電気代が1万円くらいかかるのでは?」と不安になってきました。年間の電気代はどれくらいになるのでしょうか?
スマートフォンやパソコンなど、多くの機器がWi-Fiを利用している現在、Wi-Fiルーターは欠かせない存在といえます。Wi-Fiルーターのある家庭やオフィスでは、電源をオフにすることなく、24時間365日稼働し続けています。
 
常に稼働していることで、電気代が気になる人もいるかもしれません。この記事では、Wi-Fiルーターの電気代が年間どれぐらいになるのかまとめました。
FINANCIAL FIELD編集部

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Wi-Fiルーターの電気代は?

Wi-Fiルーターの消費電力はモデルや機能によって異なり、シンプルなワンルーム向けモデルでは最大で約6ワット~8ワット、戸建て向けのモデルでは最大約15ワット~25ワットが一般的です。
 
電気代は、消費電力(ワット)÷1000×使用時間×電気料金単価(円/キロワットアワー)の計算式を用います。電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価である、1キロワットアワーあたり31円で計算しました。
 
Wi-Fiルーターを24時間365日稼働させた場合、年間の使用時間は8760時間となります。ワンルーム用のルーターの平均消費電力を7ワットとして、24時間365日稼働させると、年間の電気代は以下のようになります。
 
7ワット÷1000×31円×8760時間=1900.92円
 
月額に換算すると、約158円です。また、平均消費電力が15ワットの戸建て用のモデルの場合の電気代は、以下の通りです。
 
15ワット÷1000×31円×8760時間=4073.4
 
月額に換算すると、約339円です。Wi-Fiルータを年中稼働させておくと、年間で約2000円~4000円の電気代が必要であることが分かりました。
 

Wi-Fiルーターの電気代を節約するには

Wi-Fiルーターの電気代を節約する方法として、省エネ機能の活用があります。通信速度の制限や不要なランプの消灯、通信がない時間帯に無線機能を一部停止するタイマー機能などにより、消費電力をおさえられるでしょう。
 
古い規格のルーターは最新モデルに比べて通信速度が遅く、結果的に電力を消費する時間が長くなって電気代が増える可能性が考えられます。
 
古いモデルや、省エネ機能がないルーターを使っている場合は、省エネ機能が充実したモデルに買い替えを検討するのも1つの方法といえます。ただし、買い替えにかかる費用と節約できる電気代を比較する必要があるでしょう。
 

Wi-Fiルーターはつけっぱなしにしておく方がいい?

就寝中や外出中などの使わない時間帯にルーターの電源を切れば、電気代は多少節約できるといえます。また、トラブルが発生した場合などに、リセットするため電源を抜くケースもあります。
 
しかし、Wi-Fiルーターは頻繁に電源をオン・オフすると、起動のたびに数分程度の待機時間が発生するほか、プラグの抜き差しによる故障リスクが高まるでしょう。
 
また、スマート家電やセキュリティカメラなど、常時インターネット接続が必要な機器が増えています。そのため、基本的には24時間稼働しておくことが推奨されます。
 

Wi-Fiルーターを年中稼働させておく場合の電気代はおよそ2000円~4000円

Wi-Fiルーターを24時間365日稼働させ続けた場合、年間の電気代は2000円~4000円程度になるでしょう。高性能なモデルや古いモデルを使用する場合、負荷が高い通信を行っている環境ではもう少し高くなる可能性もあります。
 
電気代を節約したい場合は、省エネ機能を活用するほか、必要に応じて最新モデルへの買い替えなどを検討するとよいでしょう。
 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 Qカタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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