「家族5人で月3万円の食費」でやりくりしている友人がいます。どうやって実現しているのでしょうか?

配信日: 2025.05.14

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「家族5人で月3万円の食費」でやりくりしている友人がいます。どうやって実現しているのでしょうか?
「うち、家族5人で食費は月3万円だよ」そんな話を聞いて驚いた経験はありませんか? 今や物価も上昇傾向にあり、「毎月食費だけで10万円近くかかる…」という家庭も少なくないなか、なぜそんな低予算でやりくりできるのでしょうか?
 
本記事では、実際に家族5人で月3万円以内に食費を収めている人たちの具体的な工夫や節約術を紹介します。まねできる部分があれば、ぜひご家庭でも取り入れてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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そもそも家族5人で月3万円の食費は現実的なのか?

総務省が発表している「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2024年度)」によると、2人以上の勤労者世帯の食費は1ヶ月平均で8万9253円です。月3万円というと、1日あたり約1000円。家族5人で割ると、1人200円です。
 
この金額で朝昼晩の3食を用意するのは、一般的には非常に難しいとされています。ただし、外食を控え、自炊中心で、食材の選び方や調理法に大きく工夫を凝らせば、実践している人も一部にはいます。
 
ポイントは、「ぜいたくを減らす」のではなく、「無駄をなくす」ことです。惣菜や外食、使い切れずに捨ててしまう食材など、日々の無意識の出費が積もれば、月3万円をはるかに超える原因になります。
 

食費を抑えるために実践されている5つの工夫

月々の食費を抑えられる節約術を紹介します。
 

1.まとめ買いと献立の計画

週1回の買い出しで必要なものだけを買い、無駄な出費を防ぎます。毎日の献立を決めておくことで、余計な買い物や食材のロスを防げます。
 

2.冷凍・保存テクニック

買った食材はすぐに小分けにして冷凍しておきましょう。たとえば鶏むね肉はまとめ買いして冷凍保存すれば安上がりで長持ちします。
 

3.安価でボリュームのある食材の活用

もやし、豆腐、卵、納豆などは、安くて栄養も豊富です。カレーや丼もの、スープなどに活用しやすく、飽きにくいのも魅力です。
 

4.おやつや飲料の手作り化

ジュースやスナック菓子は意外と出費がかさむ部分です。麦茶を自宅で作ったり、焼き芋やホットケーキをおやつにしたり、工夫次第で大幅に節約できます。
 

5.ふるさと納税の活用

お米や肉などの返礼品を選ぶことで、食材費の節約につながります。特に米は消費量が多いため、定期便を利用する家庭もあります。ただし、ふるさと納税には自己負担額や控除上限額があるため、利用前にシミュレーションを行うことが大切です。
 
「家族5人で月3万円の食費」は一見ハードルが高いですが、日々の工夫と習慣次第で実現している家庭もあります。ただし、かなりの節約努力が必要です。
 
大切なのは、節約にストレスを感じない仕組みをつくること。無理をせず、家族全員で協力して「楽しみながら節約」を目指すことで、食費を抑えつつも健康的で満足のいく食生活を送れます。
 

無理なく続けるために必要な心構えとコツ

どんな節約術も、ストレスがたまれば続きません。「がまんしないで工夫する」ことが長続きのポイントです。
 
たとえば、「買い物は1人で」「子どもと一緒のときはルールを決めてお菓子は1つだけ」など、衝動買いを防ぐためのルール作りも効果的です。また、節約を楽しむ視点も大切。たとえば「今日は○○円浮いた! 」と小さな達成感を得るようにすると、自然とモチベーションが保てます。
 
インスタやブログで他の家庭の節約レシピをチェックして、レパートリーを増やすのもオススメです。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2024年度)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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