30代の共働きだけど貯金はほとんどできてません…。30代の貯金額はどのくらいなのでしょうか?
配信日: 2025.05.13

本記事では、30代共働き夫婦の平均貯金額や理想的な貯金額、そして効果的な貯金方法について解説します。現状を把握し、将来に向けた計画を立てる参考にしてください。

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30代共働き夫婦の平均貯金額はどれくらい?
金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」によると30代の2人以上世帯の金融資産保有額は以下のとおりです。なお、同調査結果には保険や株式、投資信託等の保有額も含まれています。
・平均
856万円
・中央値
337万円
中央値は、極端に高額な貯金を持つ世帯の影響を受けにくいため、実態に近い指標とされています。また、世帯年収が高いほど貯金額も多くなる傾向があります。
貯金が難しい理由とその対策
30代は、結婚、出産、住宅購入など、ライフイベントが多く、出費が増える時期です。そのため、貯金が難しいと感じる方も少なくありません。しかし、以下のような対策を講じることで、貯金を増やすことが可能です。
1. 家計の見直し
固定費や無駄な支出を削減することで、貯金に回せるお金を増やせます。
2.先取り貯金
給与が振り込まれたらすぐに一定額を貯金することで、使いすぎを防ぎます。
3. 共通の貯金口座を作る
夫婦で協力して貯金を管理することで、目標達成がしやすくなります。
4. 収入の一方を貯金に回す
一方の収入で生活費を賄い、もう一方の収入を全額貯金する方法も効果的です。
効果的な貯金方法と資産形成のポイント
貯金を増やすためには、以下のような方法が有効です。
1. つみたてNISAやiDeCoの活用
税制優遇のある制度を利用して、長期的な資産形成を目指しましょう。
2. ボーナスの活用
ボーナスの一部を貯金や投資に回すことで、効率的に資産を増やせます。
3. 目標設定
具体的な貯金目標を設定することで、モチベーションを維持しやすくなります。
4. 定期的な見直し
家計や貯金の状況を定期的に見直し、必要に応じて調整しましょう。
これらの方法を取り入れることで、将来のライフイベントに備えた資産形成が可能になります。
将来に向けた計画的な貯金を
30代の共働き夫婦にとって、貯金は将来の安心を築くための重要な要素です。平均貯金額や中央値を参考にしつつ、自分たちのライフプランに合わせた貯金目標を設定しましょう。
家計の見直しや先取り貯金、税制優遇制度の活用など、効果的な方法を取り入れることで、無理なく貯金を増やせます。将来のライフイベントに備え、計画的な資産形成を進めていきましょう。
出典
金融広報中央委員会 「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー