スマホ代が「毎月7000円以上」かかって負担が大きいです。「格安スマホ」に乗り換えるといくらくらいの節約になりますか?

配信日: 2025.05.09

この記事は約 4 分で読めます。
スマホ代が「毎月7000円以上」かかって負担が大きいです。「格安スマホ」に乗り換えるといくらくらいの節約になりますか?
多くの人にとって生活必需品の「スマホ」ですが、毎月の利用料は少しでも安く抑えたいでしょう。近年は「格安スマホ」という選択肢も増えましたが、どれほど通信費を安く抑えられるのでしょうか。
 
本記事では、大手キャリアの格安ブランドを例に挙げて、格安スマホに変えるとどの程度節約になるのか解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

「大手キャリア」のデータ容量無制限プランは「7500円程度」

大手キャリアでは、データ容量無制限のプランは7500円程度の価格設定が多いようです。中には1GBから従量制になっている場合や、データ利用量が一定以下では自動的に割引が入るケースもあるようです。表1で詳しくまとめました(いずれのプランも各種割引やキャンペーン適用なし)。
 
表1

A社 1GB~データ無制限:4565円~7315円/月(税込み)
B社 データ容量無制限(データ利用量が合計1GB以下の月は自動割引あり):7458円/月(税込み)
C社 データ容量無制限(データ利用量が合計2GB以下の月は自動割引あり):7425円/月(税込み)

※筆者作成(2025年4月時点)
 

「格安スマホ」はデータ利用量によって「2000円~3000円程度」が主流

近年大手キャリアは、サブブランドとして格安ブランドを展開しているケースが多いです。
 
これまでの格安スマホは、通信設備を持つ大手キャリアから、ネットワークを借りる形で携帯電話サービスを提供する「MVNO(Mobile Virtual Network Operator)」と呼ばれる仮想移動体通信事業者が一般的でした。
 
ところが、近年はMNO(Mobile Network Operator)と呼ばれる、大手キャリアをはじめとした自社で通信設備を運用している携帯会社が格安ブランドを提供することも増えてきました。表2では、MNOに絞って、格安スマホの価格相場をまとめました(いずれのプランも各種割引やキャンペーン適用なし)。
 
表2

ブランド名 参考価格
a 30GB:2970円/月(税込み)
110GB:4950円/月(税込み)
b 3GB:2167円/月(税込み)
6GB:2827円/月(税込み)
9GB:3377円/月(税込み)
c データ追加1GB(7日間):390円(税込み)
データ追加3GB(30日間):990円(税込み)
d ~1GB:2277円/月(税込み)
1GB~15GB:3465円/月(税込み)
4GB:2365円/月(税込み)
33GB:3278円/月(税込み)
e 4GB:2365円/月(税込み)
30GB:4015円/月(税込み)
35GB:5115円/月(税込み)
f ~3GB:990円/月(税込み)
~10GB:2090円/月(税込み)
30GB:2970円/月(税込み)

※筆者作成(2025年4月時点)
 

「格安スマホ」に乗り換えると毎月最大で「6000円以上」の節約になる可能性も

MVNOの事業者の場合、他社からネットワークの設備を間借りすることで低価格を実現しているため、時間帯によってはネットワークにつながりにくかったり速度が遅くなったりする可能性がありました。
 
しかし、MNOの格安ブランドは自社でネットワーク環境を整備しているため、そのような心配が少なく、かつデータ使用量によっては毎月の通信費を安く抑えることが可能です。前章で紹介したプランの中には、最大で6000円以上節約できるケースも考えられるでしょう。
 

まとめ

現在スマホ通信費のプランは、通信にかかるデータ利用量に応じて毎月の通信費が異なるケースがほとんどです。
 
今回の事例のように、毎月のスマホ代が「7000円以上」かかっていて負担が大きい場合、自宅ではWi-Fiを使うなど通信容量がそれほど必要ないようであれば、「格安スマホ」に乗り換えるのもひとつの選択かもしれません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集