使っていないサブスクに「月2000円」払っていました。こういった「見落としがちなムダ支出」はどのように見つければいいのでしょうか?

配信日: 2025.05.01

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使っていないサブスクに「月2000円」払っていました。こういった「見落としがちなムダ支出」はどのように見つければいいのでしょうか?
「月々の支出を見直したら、使っていないサブスクに2000円払っていた」といった体験をした方は少なくないでしょう。
 
動画配信、音楽、学習サービスなど、便利で身近なサブスクリプションサービス(以下、サブスク)は、登録も解約も簡単な反面、使っていないのに料金だけ発生し続けるという“見落としがちなムダ支出”になりやすい特徴もあります。
 
本記事では、こうしたムダなサブスクをどう見つけて、どう対処すればよいのかをわかりやすく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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知らない間に増えている? サブスクのムダな支出

サブスクは月額課金の手軽さと、すぐに使い始められる便利さで人気があります。
 
特に、初月無料や割引キャンペーンなどに惹かれて試しに契約したまま、うっかり解約を忘れてしまうケースがよくあります。例えば、以下のようなサービスがサブスクとして多くの人に利用されています。


・動画配信(Netflix、U-NEXTなど)
・音楽配信(Spotify、Apple Music)
・電子書籍(Kindle Unlimited、dマガジン)
・クラウドストレージ(Google One、Dropbox)
・ソフトウェア利用(Adobe、Microsoft 365)

これら1つひとつは数百円~数千円程度でも、複数契約していると月3000円以上になることも珍しくないでしょう。気づかないうちに「固定費化」して家計を圧迫しているのです。
 

見落としがちなサブスクを見つける方法

ムダなサブスクに気づくためには、まず現状を把握することが重要です。以下の方法でチェックしてみましょう。
 

1.クレジットカード・銀行の明細を確認する

毎月の明細を確認し、「自動引き落とし」されている項目を洗い出しましょう。特に英語表記の決済や小額課金は見落とされやすいので注意が必要です。
 

2.サブスク管理アプリを使う

「Subby」や「Costly(コストリー)」といったアプリを使うと、登録中のサブスクを一覧で管理できます。通知機能があるアプリなら、契約更新の前に教えてくれるので、解約忘れの防止にも役立ちます。
 

3.契約中のサービスを紙に書き出す

地道ですが、自分で契約しているサービスをリストアップし、実際に使っているかどうかを見直すことも大切です。無料体験中のサービスがあれば、終了日をカレンダーに記録しておくと安心です。
 

サブスクの管理と見直しのポイント

ムダなサブスクを減らすには、一度洗い出した後、定期的にチェックする仕組みを作るのが効果的です。
 

1.利用頻度で判断する

「ここ1ヶ月で1回も使っていない」サービスは、一度解約を検討してみましょう。「また必要になったら再契約する」という選択肢もあります。サブスクの多くは解約後もアカウント情報が残るため、再契約が簡単な場合が多いです。
 

2.定期的な見直しのスケジュールを作る

例えば、半年に1回、家計簿を見直すタイミングでサブスクもチェックするようにすれば、自然と習慣化できます。使っていないのに惰性で払い続けることを防げます。
 

3.家族間で共有する

家族で同じサブスクを個別に利用している場合、ファミリープランがあるか確認してみましょう。個別に契約するより、ファミリープランにまとめることで、月々の料金が抑えられます。
 
また、すでにファミリープランで契約している場合、誰が使っているのかを明確にしておきましょう。「誰も使っていなかったけれどそのまま支払っていた」というケースは意外と多いです。
 

定期的なチェックでムダな支出を防ごう

サブスクは、気軽に利用できる便利な仕組みである一方、注意しなければムダな支出になってしまいます。使っていないサービスに毎月2000円払っていたことに気づいたら、他にも見落としている出費があるかもしれません。
 
「どのサービスにいくら払っているか」を明確にし、定期的に利用実態をチェックすることで、ムダを防ぎ、必要な支出だけに絞ることができます。
 
サブスクの見直しは、節約効果がすぐに現れやすい対策のひとつ。まずは今日、明細を見返すところから始めてみてはいかがでしょうか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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