夫婦で結婚式に参列、ご祝儀は「5万円」or「7万円」どちらが無難? 間違えると失礼になるケースとは
配信日: 2025.05.03

本記事では、夫婦で結婚式に参列する場合のご祝儀について解説し、失礼になるケースも紹介します。

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夫婦で結婚式に参列する場合のご祝儀の目安
夫婦で結婚式に参列する場合は、一人あたりのご祝儀の相場×2倍の金額を包めばとよいというわけではありません。まずは、ご祝儀を渡す相手の関係別に、夫婦でどれくらい包むか相場を見ていきましょう。
・同僚、友人……5~7万円
・いとこや兄弟……5~7万円
・甥・姪……5~10万円
・孫……10万円
・部下や上司……5~7万円
多くのケースで、5~7万円が相場となっています。では、5万円と7万円どちらが無難でしょうか。これは、相手との関係性によって変化します。
ご祝儀を渡す相手が同世代である場合は、5万円が無難でしょう。一方、年下や部下であったり特に親しかったりした場合には、7万円を包むほうが無難です。
間違えると失礼なご祝儀とは
ご祝儀の渡し方によっては、失礼になるケースもあります。せっかくの門出に水を差さないよう、間違ったご祝儀の渡し方をしないように注意しましょう。
本章では、間違えると失礼になるご祝儀について解説します。お金のみならず夫婦で参列する場合のご祝儀袋の書き方にも触れていきますので、ご祝儀の渡し方を失敗しないよう、事前に確認しておきましょう。
偶数枚数のお札を渡さない
ご祝儀で包むお札の枚数は、割り切れない枚数にすべきとされています。そのため、6万円ではなく5万円か7万円を包むようにしましょう。ちなみに、割り切れる偶数でも8万円の場合は末広がりという意味で歓迎されるため、親しい関係で金銭的余裕があれば包んでもよいでしょう。
一方、7万円は金銭的に厳しいという場合は、現金5万円にプラスして1万円分の商品券やプレゼントを一緒に渡すのもよいでしょう。
子連れ・親連れの場合
子どもを連れていく場合は、料理代等を上乗せしてご祝儀を包みましょう。特に中学生以上は大人と同じ料理となるため、その分をご祝儀に上乗せして渡してください。食べる量が少ない赤ちゃんや幼児の場合でも、気持ち分を上乗せすることで失礼にはならないでしょう。
また、自分たち夫婦と親が一緒に参列する場合、たとえ世帯が一緒でも子が結婚しているならば、ご祝儀は別々に渡すほうが一般的です。
欠席する場合
結婚式を欠席する場合は、欠席するパターンによってご祝儀の金額を変えましょう。
参列すると返事をしたのに欠席する場合は、参列時と同じ額を渡すのがマナーとされています。夫婦のどちらかだけが欠席する場合も同様です。参列すると返事をした以上、料理のキャンセル代が発生してしまうからです。料理代のみならず、おわびの気持ちもこめて、予定通りの額を包みましょう。
最初から欠席すると連絡していた場合は、料理代を差し引いた額を渡すのがマナーとされています。夫婦合わせて、2~3万円程度でかまいません。結婚式の1週間前までに郵送か手渡しで渡しましょう。ただし、よほど親しい間柄でない場合は、現金でなくプレゼント等のみでも失礼にはあたりません。
ご祝儀袋の書き方
夫婦で結婚式に参列する場合、ご祝儀の表書きは夫婦連名でも代表者のみでも可とされています。代表者を書く場合は、渡す相手が夫側・妻側どちらの親族や友人かによって決めてもよいでしょう。中袋の場合も、表書きと同様です。ただ、表書きを連名にしている場合はくどく見られることもあるため、どちら一方の名前でも問題ありません。
なお、夫婦どちらかが欠席の場合は、夫婦連名の表書きは避けましょう。欠席する人の名前を書いたご祝儀袋は、失礼にあたります。
失礼にならないご祝儀を渡そう
夫婦で結婚式に参列して、ご祝儀を渡す場合の相場は5~7万円です。5万円と7万円のどちらがよいかというと、渡す相手が同世代の場合は5万円、年下や部下、親しい間柄の場合は7万円を包むとよいとされています。
ご祝儀を渡すときは、失礼にならないよう金額等に注意して、新郎新婦の門出を祝いましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー