1本200円のエナジードリンクを自宅で淹れたコーヒーに変更したら年間でどれだけの節約になるでしょうか?
配信日: 2025.01.18

お茶やコーヒーは日本人にも馴染み深く、毎日飲む方もいるでしょう。一方、エナジードリンクを飲む方は少数派かもしれません。エナジードリンクは、コーヒーやお茶よりも1本当たりの価格が割高になる傾向があるため、習慣的に飲む場合は支出が気になります。
本記事では、支出を抑えながらカフェインを摂取したいと考える方に向けて、仕事中に飲むエナジードリンクを自宅で淹れたコーヒーに変更した場合の節約効果について解説します。

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コーヒーに変更した場合の費用相場
コーヒーの豆や粉の価格は商品や店舗によって異なります。国内で広く親しまれている有名メーカーの商品の一例として、180gのコーヒー粉の価格は税込み861円です。
一般的なコーヒーは1杯当たり120mlとされているため、使用するコーヒー粉の量を10gで考えると、1杯当たりの価格は約47円です。なお、実際には水道代のほか、お湯を沸かすためのガス代や電気代なども含まれますが、今回の試算では考慮していません。
1ヶ月を4週間として1週間のうち5日働くと仮定し、200円のエナジードリンクを仕事中に1日1本飲む場合、年間で4万8000円の費用がかかります。1日に2本飲む場合は2倍の9万6000円がかかることになります。
コーヒー1杯の価格を47円とすると、仕事中に1日1杯飲む場合の年間費用は1万1280円です。1日に2杯飲むのであれば、2万2560円となります。
つまり、仕事中に飲むエナジードリンク1本をコーヒー1杯に変更すれば、年間で3万6720円の節約が可能です。エナジードリンクを1日に2本飲む場合であれば、コーヒー2杯に変更することで7万3440円の節約になります。お金に対する価値観には個人差がありますが、節約効果があるといえるでしょう。
カフェインが身体に与える影響
カフェインが身体に与える影響を以下にまとめました。
・眠気を抑制する覚醒作用
・疲労感を抑制する興奮作用
・身体の血流を促す血管拡張作用
・老廃物の排出を促す利尿作用
カフェインは、人間の身体にさまざまな影響をもたらします。うまく利用することで、仕事を含む日常生活を快適に過ごせるようになるでしょう。
カフェインは、コーヒーやお茶、エナジードリンクなどに含まれているイメージが強いかもしれませんが、ガムやサプリメント、医薬品などにも添加されています。
つまり、気づかないうちに多くのカフェインを摂取している可能性があるわけです。食品安全委員会によると、健康な成人におけるカフェインの最大摂取量は1日当たり400mgとされています。
カフェインを過剰摂取すると、めまいや吐き気などのほか、不安感などの精神症状を起こすことがあります。
そのため、カフェインの過度な摂取には充分に注意してください。心当たりがある場合は、一度摂取量を振り返ってみると良いでしょう。130〜150mlほどのコーヒーであれば、1日に飲む量を3〜5杯ほどにすることをおすすめします。
年間の節約効果は3万6000円ほど
コーヒーの価格は商品や購入店舗などにより異なりますが、1杯120ml当たりの相場は約47円です。
仕事中にエナジードリンク1本を飲む場合の年間費用は、4万8000円ほどになります。エナジードリンク1本をコーヒー1杯に変更した場合の年間費用は1万1280円で、差額である3万6720円の節約効果が期待できるでしょう。
なお、カフェインには眠気を抑制する覚醒作用や、疲労感を抑制する興奮作用などがあります。仕事をするうえではメリットになる効果ですが、過剰摂取するとめまいや吐き気などの症状が出る可能性があるため、注意してください。
出典
キーコーヒー株式会社 コーヒーを知る
キーコーヒー株式会社 KEY DOORS+スペシャルブレンド粉 180g
食品安全委員会 食品中のカフェインP7
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー