更新日: 2019.06.28 貯金

キャッシュレス社会到来の反面、家には小銭がいっぱい!?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

キャッシュレス社会到来の反面、家には小銭がいっぱい!?
クレジットカードにICカード、スマホ決済など、いよいよキャッシュレス社会が到来していると言われる日本。コンビニなどでちょっとした買い物をするとき、小銭をじゃらじゃら出すより、ICカードなどで「ピッ」としたほうが、手間が省けて楽……なんてこともありますよね。
 
そんな「重い」「かさばる」などで何かと敬遠されがちな小銭。結構、家に貯め込んでいる方も多いのではないでしょうか?
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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およそ6割の人が小銭を貯めてしまった経験アリ!

コイン換金サービスを運営する「Coinstar(R)(コインスター)」が発表した、「現金・小銭の保有状況に関する意識調査」(※)によると、ついつい小銭を貯め込んでしまう人は結構いる模様。
 
【小銭を貯めた/貯めてしまった経験がありますか?】
1位:ある 58.8%
2位:ない 41.2%
 
このように、およそ6割の人が小銭を貯めてしまった経験があると回答。日本の貨幣・効果流通高はおよそ4.7兆円と言われており、先進国の中でも現金大国と称されているだけあって、気づくと家に小銭がいっぱい…というパターンが多いのでしょうか?
 
【小銭を貯めた/貯めてしまった主な理由】
1位:貯蓄のため           45.9%
2位:小銭が使いづらいため      21.5%
3位:小銭の無駄遣いを防ぐため    15.9%
4位:家族の誰かが貯めている(いた) 13.0%
 
なんと、1位は貯蓄のためでした。貯金箱などに毎日小銭を入れて、あえて貯めているという人がおよそ半分となりました。
 
あまり使わないからいつの間にか貯まっていたという人は、全体の2割強。お札より気軽に貯金しやすい、お札より使いにくいからついつい貯め込んでしまう…といった人たちが多いことが分かります。
 
男女別に見ると、男性は「小銭が使いづらいため」、女性は「貯蓄のため」という回答が多いようです。男女で貯める理由に違いがあるのもおもしろいですね。
 

もっとも貯め込まれている硬貨とは?

【貯め込む小銭の種類ランキング】
1位:500円玉 55.0%
2位:1円玉  44.8%
3位:10円玉  42.8%
4位:5円玉  41.1%
5位:100円玉 40.8%
6位:50円玉  32.6%
 
トップが500円玉、最下位が50円玉、あとの4つはだいたい同じという結果に。500円玉は2枚で1000円になることもあり、貯蓄においては手応えが感じられていいのかもしれません。
 
「貯蓄のため」に小銭を貯め込みがちな女性の1位は500円玉、「小銭が使いづらいため」に貯め込みがちな男性の1位は1円玉という結果も、なんだか納得できますね。
 

家に眠っている小銭の総額はいくらくらい?

気になるのが、家に貯め込んでいる小銭の総額。合計してみると結構いい金額になるのでは、と期待してしまうもの。
 
【家に眠っている小銭の合計金額(年代別)】
1位:2万1403円 60代
2位:2万130円 70代
3位:1万5802円 40代
4位: 9570円 50代
5位: 7764円 30代
6位: 6061円 20代
 
年代が上のほうが貯め込んでいる金額が大きいという結果に。なお、全体の平均は1万3455円でした。60〜70代の人は、20〜30代の人のおよそ3倍も、家に小銭を貯めているということが分かりますね。
 
また、男女別の平均は女性1万316円、男性1万6594円で、男性は女性の1.6倍も小銭を貯め込んでいることが判明。この男女差もおもしろいですね。一度貯めてしまうと結構な重さになるため、わざわざ銀行まで行って換金するのは骨が折れるもの。
 
しかし、硬貨を紙幣や金券に替えられる「コインスター」というマシンのサービスがあるそうです。まだ日本では限られたスーパーマーケットに3台しか導入されていないようですが、スーパーの営業時間内であればいつでも使えるとあって、利便性が高そうです。
 
これからサービスが拡大していけば、家に眠っている小銭を有効活用しやすくなるかもしれませんね。
 
※Coinstar Asset Holdings, LLC「現金・小銭の保有に関する意識調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
 

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