70代の母は「スーパー」と「生協」で食料品を購入しているのですが、どちらかだけにする方がコスパはよくないですか?
配信日: 2025.01.11

「重いものやまとめ買いしたいときは生協を利用する」というように、スーパーと使い分けることもあるかもしれません。
本記事では、スーパーと生協それぞれのメリットや食料品の値段を比較するとともに、コスパのいい利用方法についてもご紹介します。

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目次
「スーパー」と「生協」それぞれのメリットは?
そもそも生協とは、組合員がお金を出し合って運営している組織のことをいいます。組合員の出資金が商品づくりや店舗の運営などに必要な資金となっているところが、一般的なスーパーとの大きな違いです。生協の特徴といえば宅配サービスを利用できるところですが、近年はネットスーパーも増えてきているため、その違いがよく分からないという人もいるでしょう。
また、店舗型の生協では一般的なスーパーと同じように売り場に並んだ商品をセルフサービスで購入できるようになっているため、どちらを利用するとお得なのか悩むこともあるかもしれません。スーパーの店舗で買い物をする場合と、生協の宅配サービスを利用する場合のそれぞれのメリットを表1にまとめました。
表1
スーパーの店舗を利用するメリット | 生協の宅配サービスを利用するメリット |
---|---|
・ほしい商品をすぐ買える ・実物を見て選べるので安心感がある ・掘り出し物を見つけられることがある ・タイムサービスなどでお得に買えることもある |
・商品の品質がいい ・注文方法を選択できる ・配送料が安い ・ほしい商品を吟味できる |
※筆者作成
「スーパー」と「生協」コスパがいいのはどちら?
スーパーと生協の宅配、コスパのよさではどちらが上なのかは一概にはいえないでしょう。
例えば、生協は産地にこだわった品質のいい商品を扱っているため、安全性の高い食品が手に入りやすいとされています。しかし、値段だけでいえばスーパーのほうが安い場合もあるでしょう。多少高くても品質にこだわって選びたい人には、生協のほうが向いているかもしれません。
また、スーパーで買い物を済ませる時間や体力がない人や、近所にスーパーがない人などにとっても、生協の宅配サービスは便利な存在となる可能性があります。スーパーで買い物するより高くつくとしても、生協を利用したほうが「コスパがいい」と感じることもあるでしょう。
しかし、生協の宅配サービスは注文してすぐ商品が届くわけではないため、そういった点で不便さを感じる可能性はあります。安くてほしいときにすぐ購入できるスーパーにコスパのよさを感じる人もいるでしょう。
状況に応じて使い分けることも選択肢の一つ
今回の事例では「スーパーと生協を使い分けるのではなくどちらかだけにした方がコスパがいいのでは?」ということですが、状況に応じて使い分けることでよりコスパのよさを感じることもあるかもしれません。
例えば、定期的に購入したいものや、自分で持ち運ぶのは難しいもの、品質にこだわりたいものは生協の宅配サービスを利用し、そのほかのものはスーパーを利用するなどの方法がいいかもしれません。例えば「肉や野菜は自分の目で見て選びたいのでスーパーで購入している」という人もいるようです。
スーパーと生協の宅配サービスを使い分けることで、カタログを見る楽しさと現物を選ぶ楽しさを両方味わえるという考え方もあるでしょう。
それぞれのメリットを理解して使い分けるとコスパのよさを感じることもある
生協は宅配サービスを利用できるため、自分で買い物に行くことが難しいときや、重いものを買いたいときなどに大変便利です。
しかし、スーパーのほうが安く購入できる商品もあるので、スーパーと生協を使い分けているという人もいるでしょう。
どちらか一方だけを利用した方がコスパがいいように感じることもあるかもしれませんが、スーパーと生協にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、それをよく理解したうえで上手に使い分けることも選択肢の一つといえるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー