更新日: 2024.10.07 ライフプラン

子育て世代が気に病む「子どもの教育資金」

子育て世代が気に病む「子どもの教育資金」
子どもの成長は本当にはやいもの。日に日に大きくなるにつれだんだん気になってくるのが、子どもの教育資金ではないでしょうか。
 
そこで今回は、世間のみなさんが子どもの教育資金についてどう考えているのか、ソニー生命保険株式会社が発表した「子どもの教育資金に関する調査2018」の結果(※)をチェックしてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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子どもの教育資金に不安を感じている親は7割強も!

この調査は、大学生以下の子どもがいる20~59歳の男女に、子どもの教育や教育費についての項目を提示し、自身の考えがどの程度あてはまるかアンケートをとったものです。
さっそく内容を見ていきましょう。
 

【子どもの将来に関して、それぞれどの程度不安を感じるか<教育資金>】

1位:やや不安を感じる   42.6%
2位:非常に不安を感じる  29.9%
3位:あまり不安を感じない 22.5%
4位:全く不安を感じない   5.0%
 
「やや不安を感じる」「非常に不安を感じる」の数を足すと、71%を超す結果に。多くの親が、子どもの教育資金に不安を感じていることがわかります。
 

【子どもの教育資金に不安を感じる理由】

1位:教育資金がどのくらい必要となるかわからない 58.6%
2位:収入の維持や増加に自信がない        38.6%
3位:消費税10%への増税             30.8%
4位:社会保険料の負担額             27.0%
5位:収入が不安定                23.2%
 
不安を感じる理由のTOP5は、上記の結果に。「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」が1位となりました。
 
たしかに、子どもが将来どんな学校に行きたいと思うかは、そんなに早くわかりませんよね。私立への進学を希望すれば教育資金は高くなりますし、大学浪人となれば予備校代もかかります。おおよその必要額さえも読めないというところが、親を不安にさせる要因なのかもしれません。
 

子どもの教育資金、世間はどのくらいを見積もっている?

そこで次は、親が子どもの教育資金はいくらくらいかかると考えているのかを見てみましょう。
 

【子どもが小学生から社会人になるまでに必要だと思う教育資金(対象:未就学児の親)】

1位:1000万円〜1400万円位 28.6%
2位:2000万円〜2400万円位 21.8%
3位:500万円〜900万円位   11.3%
 
20%台を記録したのは、「1000万円〜1400万円位」「2000万円〜2400万円位」となり、全体の平均予想金額は1348万円となりました。これは昨年の調査と比べると154万円も増加しているとのこと。年々「子どもの教育資金はこのくらいかな……」と親が予想する金額が上がってきているのですね。
 
やはりその背景には、消費増税やなかなか回復しない景気などが関わっているのかもしれません。
 

習い事や塾など、学校以外の教育費は年々増加傾向に

では、学校以外にかかる教育費についてはどのようになっているのでしょうか。
 

【学校以外での教育費の平均支出金額(子ども一人あたり・月額/対象:中高生の親)】

1位:教室学習費用        1万3313円
2位:家庭学習費用        3794円
3位:スポーツや芸術などの習い事 3550円
 
種別は大きく上記のようにわかれ、全体として平均額は1万4260円となりました。この平均額も、昨年の調査より2000円近く増加しているといいます。
 
やはり中高生ともなると、1位は学習塾などの費用になるのですね。2位は家庭教師や通信制の教材費などでしょうか。惜しくも僅差で最下位となったのは、スポーツや芸術関連の習い事でした。
 
これらの数字から、なんとなくの概算ができそうな子どもの教育資金。
みなさんはどう将来設計をしていますか?
 
※ソニー生命保険株式会社「子どもの教育資金に関する調査2018」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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