更新日: 2024.10.07 その他家計

ネットショッピング利用世帯がどんどん増えている実態」

ネットショッピング利用世帯がどんどん増えている実態」
どんなにかさばるものでも重いものでも、自宅まで商品を届けてもらえるネットショッピング。その便利さから、近年利用者が増えていますよね。みなさんの家庭でも、愛用されているのではないでしょうか?
 
そこで今回は、ネットショッピングの利用実態をチェックしてみましょう。
 
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ネットショッピングを利用している世帯が増加中

総務省統計局の「家計消費状況調査」(※1)によると、ここ数年でネットショッピングの支出や利用世帯が増えていることがわかります。
 

【ネットショッピング利用1世帯当たりの支出額】

2017年11月 3万0120円
2018年11月 3万2918円
 
まず世帯当たりのネットショッピングの支出額を見てみると、前年同月比で、およそ3000円弱増加しているという結果に。
 
では、ネットショッピングを利用している世帯の割合はどうでしょうか?
 

【ネットショッピング利用世帯の割合】

2017年11月 36.4%
2018年11月 41.8%
 
こちらも、前年同月比で5%ほど増えているのがわかります。やはりネットショッピングはじわじわと消費者に浸透していて、利用者も支出額も増えているということですね。
 
ちなみに、ネットショッピングの支出が増えた要因となる商品にはどんなものがあるのでしょうか。
 

【ネットショッピングの支出額の対前年名目増減率に寄与した主な項目】

1位:チケット  48.0%
2位:食料    31.2%
3位:衣類・履物 28.9%
4位:旅行関係費 26.6%
 
名目増減率、というとなにやら難しい響きですが、要は実際に支出した金額の動きを示すものです。
 
一昔前なら、お目当てのチケットを買うために家の固定電話とケータイを両方使って電話をしたり、つながりやすいというウワサのある公衆電話からかけたりなど、電話が主流でしたよね。いまではネットで買う人が多いということがわかります。
 

待ち時間が長い商品をネットでサクっと買う人が増えている?

では、ネットショッピングの消費実態をもう少し深掘りしてみましょう。オールコネクト調べ「ネットショッピングに関する意識調査」(※2)を紐解いてみます。
 
リアル店舗でも買えるものをネットショッピングで買う理由のひとつが浮かび上がってきました。
 

【店舗購入型店舗で苦痛と感じる長さをおしえてください】

1位:30分以上45分未満  31.1%
2位:15分以上30分未満  30.1%
3位:45分以上1時間未満 13.7%
4位:15分未満       12.1%
 
店舗購入型店舗とは、要するにリアル店舗のこと。スマホや旅行、保険などのリアル店舗での買いもので、多くの人が30分くらい待つともう限界……と思っていることがわかります。
 
15分未満でも長いと感じる人が12.1%というのも、なかなか見過ごせない結果ですね。
 

【旅行やスマホ、保険など店舗購入型商品のネット購入への切り替え意向があるか】

・はい  52.9%
・いいえ 47.1%
 
こちらは、半数以上の人が利便性を求めてネットショッピングへの切り替えを考えていると回答。
 
先ほどの「家計消費状況調査」でも、旅行関係費は4位に入っていたことを考えると、やはり商品購入の待ち時間に耐えかねて、サクっとネットで買うという人が増えているのかもしれません。
 
最近ではインターネットで完結する保険商品などのCMもよく流れています。これからさまざまなジャンルで、ネットショッピングが勢いを増していくのかもしれません。
 

高額商品を買う場合はネットショッピングを選択する人が多数

引き続き、オールコネクト調べ「ネットショッピングに関する意識調査」をチェックします。
 

【1万円以上の高額商品を買う際に最も多い購入パターンを教えてください】

1位:店頭で見てからインターネットで購入する  37.2%
2位:インターネットで調べてECサイトで購入する 20.2%
3位:インターネットで調べてから店舗で購入する 19.0%
4位:店頭で見て直接購入する          18.8%
 
1万円以上の高額商品を買う場合、約8割の人がリサーチ目的や購入目的でインターネットを利用していることがわかります。そして約半数以上の人が、リアル店舗ではなくネットショッピングを利用しています。
 
インターネットを使わず店頭で完結する人は、18.8%しかいないというのもおどろきですね。
 
口コミをチェックしたり、少しでも安く買える店舗を探したりなど、さまざまな目的でインターネットやネットショッピングを活用している人が多いということがわかりました。
 
これからも、ネットショッピングの拡大・サービスの成長から目が離せませんね。
 
※1 総務省統計局「家計消費状況調査」
※2 オールコネクト調べ「ネットショッピングに関する意識調査」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

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