私は毎日洗濯する派なのですが、彼氏は「洗濯物はたまってから」と同じバスタオルを1週間使っているそうです。衛生上問題ないのでしょうか?
配信日: 2024.10.22

しかし、一度使ったバスタオルを1週間使い続けた場合、衛生的に問題が生じる可能性もあります。特に皮膚が弱い方は、影響が出やすいでしょう。
今回は、1週間同じバスタオルを使用して衛生上問題ないのか解説します。あわせて、洗濯頻度を減らすことで節約効果がどれくらいあるかも解説します。

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目次
一度使ったタオルは繰り返し使用しても問題ない?
一度使ったタオルを繰り返し使用すると菌が繁殖しやすくなるため、1週間同じものを使い続けることは衛生的に控えた方がよいでしょう。菌が繁殖すると、体にも影響を与える可能性があります。
ある調査によると、使用直後のバスタオルには数十~数百個程度の細菌が付着しており、それを洗濯せずに3日間使い続けると数万~数億個に増加したケースがあるようです。ただし細菌の増加数は湿度やタオルの放置方法などによっても異なるため、必ず細菌が数億個まで増加するとは限りません。
しかし、せっかくお風呂できれいにした直後に菌が繁殖したタオルで体を拭いてしまうと、かゆくなったり炎症を起こしたりする可能性も考えられます。
タオルを繰り返し使用すれば洗濯物がたまりにくいため、より洗濯頻度を減らすことはできますが、可能であれば毎日きれいなタオルを使用する方が衛生的によいでしょう。
毎日洗濯派とまとめて洗濯派、水道代や電気代はどれくらい違う?
とあるメーカーのドラム式洗濯機を使用した場合、一度の洗濯で発生する水道代は約22円、電気代は約2.2円です。毎日(1日1回)洗濯した場合と、1週間に1回(月に4回)まとめて洗濯した場合の1ヶ月(30日)の水道代・電気代は表1の通りです。
表1
毎日洗濯 | まとめて洗濯(週に1回) | |
---|---|---|
1ヶ月あたりの電気代 | 約66円 | 約8.8円 |
1ヶ月あたりの水道代 | 約660円 | 約88円 |
※筆者作成
水道代と電気代を合算すると、1ヶ月あたりのコストは毎日洗濯した場合で約726円、週に1回の洗濯で約97円となり、約630円の差が生じます。年間にすると7600円ほどの差が出る計算です。
ドラム式であれば水道光熱費がおさえやすい傾向があるため、毎日洗濯しても年間の差は1万円以下です。そのためタオルは毎日交換して、洗濯は毎日もしくは3日に1回などにすると衛生面も安心でしょう。
ただし、1日に何度も洗濯する場合は水道代・電気代に大きな差が出る可能性があります。生活リズムや家庭の状況によって水道光熱費は変動するため、朝晩に分けたり少ない洗濯物でも洗濯したりしている場合は、一度にまとめてもよいでしょう。
また、今回の費用は洗濯のみであり、乾燥まで行うとさらにコストが発生します。そのため、毎回乾燥まで含めて洗濯機を使用すると、毎日洗濯する場合の年間の光熱費は高額になるでしょう。
まとめて洗濯派でもバスタオルは毎日替えた方が衛生面で安心|タオルの買い足しも検討しよう
節約のためにまとめて洗濯をしている方もいますが、今回の試算では、毎日洗濯した場合と1週間に1回洗濯した場合では、年間で7600円ほどの差が生じます。
バスタオルは1週間同じものを使い続けると、菌が繁殖し衛生的にも好ましくありません。3日間同じバスタオルを使うだけでも、数万~数億個に菌が増加するケースがあるため、1週間使用し続けることで体に影響を及ぼす可能性も考えられます。
菌が増えたバスタオルは、臭くなったり皮膚に炎症を引き起こしたり、さまざまなリスクの原因になり得ます。そのため、毎日きれいなバスタオルで体を拭いた方が衛生的で安心です。
もしタオルを必要最低限しか持っていない場合は、買い足しも検討し、お風呂上がりを快適に過ごせるようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー