更新日: 2024.10.10 その他家計
面倒でも「節約」したいのですが、みそ汁を作る際に「出汁パック」と「煮干し」ではどちらが節約になりますか?その他にも自炊で節約できる方法があったら教えてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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出汁パックと煮干しで出汁を取る際の費用
ここでは、出汁を取る際に出汁パックと煮干しをそれぞれ使用した場合の費用を計算します。なお、味噌汁を作る際に使う1回分の材料の分量として、煮干しは30グラム、出汁パックは1袋とします。
出汁パックは、10グラム×10パックで580円(税込み)の商品で計算してみます。1回につき1袋使用すると、1回あたりの価格は58円です。煮干しは、1キログラム1080円(税込み)の商品で計算してみます。1回につき30グラム使用すると、1回あたりの価格は約32円です。
単純計算では、煮干しを利用したほうがお得に味噌汁を作れることが分かりました。
味噌汁は経済的な料理
味噌汁は、簡単に作れるうえ、経済的かつ満足感がある料理のひとつです。味噌汁の魅力は、余った食材を無駄なく使い切れる点です。冷蔵庫に残っている野菜や、少しだけ余っている肉、魚などを具として活用できるため、食材が無駄になりません。
また、味噌汁の具に高価なものを使用しなくても、おいしく作れる点も魅力です。シンプルな材料のみでも、出汁や味噌の風味が引き立ち、奥深い味わいを楽しめます。また、味噌汁は安く作れて経済的であり、ゴミも出にくい料理です。日常の食卓に取り入れることで、家計の負担を軽減しながら、健康的で心温まる食事を楽しめるでしょう。
自炊でさらに節約するポイント
ここからは、自炊で食費を節約するためのポイントを紹介します。
作り置きを活用する
自炊による節約を効果的に行うためには、作り置きを活用することがポイントです。作り置きして数日分の食事をまとめて準備すれば、毎回料理を作る手間が省けます。また、料理にかかる時間と労力を節約し、食費を抑えられる点もメリットです。
なお、作り置きする際には、日持ちする調理法を選ぶことが大切です。煮物や酢の物など、冷蔵庫で長期間保管できる料理は作り置きに適しています。
また、作り置きを活用することで、長期保存により食材ロスを防ぎ、食費の節約につながるでしょう。仕事や家事が忙しい日でも、事前に準備しておいた料理があればすぐに食事ができ、外食やお惣菜に頼らずに済みます。
電子レンジを活用する
自炊で節約するためには電子レンジの活用もおすすめです。電子レンジをうまく使えば、料理の手間を大幅に減らし、手軽に毎日の料理を作れるようになります。
下ごしらえした食材を電子レンジで調理するだけで簡単に完成するメニューは数多くあります。冷凍保存した食材を解凍する際にも、電子レンジを活用すれば余計な手間をかけずに料理を仕上げられるでしょう。
長期保存がきく食材を常備する
長期保存できる食材を常備しておくこともおすすめです。食材を何度も買いに行く手間や、食材を捨てることが減り、食費の節約ができます。長期保存できる食材として、乾麺や冷凍麺、小麦粉などが挙げられます。
乾麺は長期保存できるだけでなく、価格が安く設定されているため、食費の節約が可能です。冷凍麺も長期保存でき、電子レンジを使えば簡単に調理できる点がメリットです。
食材にあわせて冷凍保存する
自炊で節約するためには、購入した食材を無駄なく使うことが大切です。特に、食材を冷凍保存しておけば無駄にせず済みます。冷凍保存は食材の鮮度を保ち、長期間にわたっておいしい状態で利用できます。
肉類を例に挙げると、冷凍する前に小分けにしてラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて空気を抜いて保存することで冷凍焼けを防ぎ、鮮度が保たれます。冷凍保存をうまく活用し、食材の鮮度を最大限に生かす自炊生活を送りましょう。
煮干しで出汁を取るほうが1回あたりの価格が安い
出汁パックと煮干しをそれぞれ使用して出汁を取る場合、単純計算では煮干しのほうが約26円お得です。ただし、出汁パックを使用すれば簡単に出汁が取れて、料理の時短が可能です。時間がないときは出汁パックを使用し、時間に余裕があるときには煮干しを使用するなど、使い分けが重要であるといえるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー