職場で「電気ポット」を使ったら切る人がいますが、沸かすのを待つ時間がもったいないです。節約のためだと思いますが、つけっぱなしでも電気代はそんなに変わらないですよね?

配信日: 2024.09.15 更新日: 2024.10.10

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職場で「電気ポット」を使ったら切る人がいますが、沸かすのを待つ時間がもったいないです。節約のためだと思いますが、つけっぱなしでも電気代はそんなに変わらないですよね?
職場での電気ポットの使い方は、人によって違います。節約のために電源を切る人もいれば、常に保温状態にしておきたいという人もいるでしょう。
 
本記事では、電気ポットを保温し続ける場合と、必要なときだけ沸かす場合のコストを比較し、効果的な節電方法について紹介しています。
 
特に電気ポットを頻繁に使用する方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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電気ポットはその都度沸かすほうが電気代を節約できる

一般的な電気ポットの1日の消費電力と電気代は、次のとおりです。
 

・消費電力:約0.52~0.77kWh
・電気代:約16~23円

 
消費電力は、日本電機工業会の測定基準にもとづいた、室温23℃、保温温度90℃で23時間、1日2回の湯沸かしと1回の再沸騰の場合のものです。
 
電気代は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価1kWhあたり31円(税込)で計算しています。これにより、1日あたり約16~23円、1ヶ月あたり約480~690円、1年で約5840〜8395円です。(小数点以下は切り捨て)。
 
また、経済産業省資源エネルギー庁の「無理のない省エネ節約」によれば、長時間使用しないときは電源プラグを抜くことで、年間の消費電力を107.45kWh削減でき、電気代を約3330円節約できるとされています。
※水2.2リットルを沸騰させて1.2リットル使用して6時間保温した場合との比較
 
このことから、保温を続けるよりも、使わないときに電源を切ってその都度沸かすほうが電気代の節約につながる可能性があります。

 

電気ポットの節電方法

電気ポットの節電には、電源プラグを抜く、温度設定を低めにする、省エネモードを利用するなどの方法があります。
 
これらの方法を知っておくことで、電気ポットの節電が可能となり、電気代も節約できます。どの節電方法もすぐに実践できるものばかりです。
 
本項では、電気ポットの節電方法5つについて詳しく見ていきましょう。

 

長時間使わないときは電源プラグを抜く

電気ポットを使用しない時間は、電源プラグを抜くことをおすすめします。経済産業省資源エネルギー庁によれば、電源プラグを抜くことで、年間100kWh以上の消費電力を削減できる可能性があり、電気代を3000円以上節約できるとされています。
 
手間もそれほどかからないので、長時間使用しないときには電源プラグを抜く習慣をつけましょう。

 

保温は低めの温度に設定する

電気ポットは温度が高くなるほど消費電力が増えるため、可能な限り低めに設定することをおすすめします。例えば、「コーヒーは80℃」「お茶は75℃」といった具合に、用途に分けて設定することも効果的です。無駄な高温を避けられます。

 

省エネモードを利用する

電気ポットには、省エネモードが搭載されているものがあります。省エネモードを活用すると、一定時間使用しないと自動的に通電が停止し、消費電力をおさえられるため、電気代も節約できます(製品によって異なります)。

 

お湯は適量にする

お湯の量を必要以上に多くしないことも節電に効果的です。お湯が多いと沸かすのに時間がかかり、消費電力が増えます。適切な量を都度確認し、必要な分だけ沸かすようにしましょう。

 

再沸騰の回数を減らす

再沸騰の回数を減らすことも節電に効果的です。再沸騰の回数が増えると、消費電力も増加します。どうしても再沸騰が必要な場合もありますが、できるだけ回数を少なくするよう心がけましょう。

 

電気ポットは入れっぱなしより都度沸かすほうが経済的

オフィスでは、電気ポットを頻繁に切ることが非効率になる場合もあるでしょう。ただ節電を考えるのであれば、電気ポットは、常に保温し続けるよりも、その都度沸かすほうが経済的な場合があります。使用しないときは電源プラグを抜く、お湯は適量にする、省エネモードを利用するなど、日常的に節電を心がけましょう。

 

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
一般社団法人 日本電機工業会 電気ポット 消費電力量測定方法
経済産業省資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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