更新日: 2024.10.05 その他家計

一人暮らしで毎日洗濯をしていますが、最近水道代が気になります……。単身世帯の水道代ってどのくらいが適正なのでしょうか?

一人暮らしで毎日洗濯をしていますが、最近水道代が気になります……。単身世帯の水道代ってどのくらいが適正なのでしょうか?
物価の高騰などの影響で、水道代などの光熱費が気になるところです。一人暮らしの場合、洗濯の量がそれほど多くないため、毎日の洗濯でかかる水道代について疑問を感じる方もいるでしょう。
 
そこで本記事では、単身世帯の水道代の平均額や、節約方法について詳しく解説します。水道代を節約したい方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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単身世帯の水道代の平均

自分の水道代が高いか安いかは、水道代の平均額を参考にすることが一つの判断材料となります。一人暮らしの水道代の平均を、総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2023年」で見てみましょう。
 
まず、単身世帯の上下水道料で地域別の平均額は、図表1のとおりです。
 
【図表1】

地域 単身世帯 単身世帯のうち勤労者世帯
全国 2239円 2073円
大都市 1994円 1818円
中都市 2297円 2153円
小都市・町村 2556円 2463円
北海道・東北地方 2603円 2577円
関東地方 2177円 2040円
北陸・東海地方 2348円 2064円
近畿地方 2085円 1874円
中国・四国地方 2225円 1946円
九州・沖縄地方 2201円 2021円

※総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2023年」をもとに筆者作成
 
都市部では水道代が安くなる傾向があり、また、単身世帯のなかでも勤労者世帯の水道代は安い傾向が見られます。
 
次に、単身世帯の水道代で年齢別の平均額は、図表2のとおりです。
 
【図表2】

地域 単身世帯 単身世帯のうち勤労者世帯
男性34歳以下 1503円 1500円
男性35~59歳 2079円 2071円
女性34歳以下 2140円 2049円
女性35~59歳 2445円 2404円

※総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2023年」をもとに筆者作成
 
図表2から、男性より女性また年齢が高いほど水道代が高くなる傾向があることが分かります。

 

水道代を節約する方法

水道代は、日々の工夫や取り組みをすることにより年間で数千円の節約が期待でき、その分を他の用途に充てることもできます。すぐに実践できる節約術もあるので、水道代を減らしたい場合は、早速取り組んでみましょう。本項では、水道代の節約に効果的とされる主な方法を3つ紹介します。

 

洗濯物はまとめて洗う

洗濯物は、できるだけまとめて洗うようにしましょう。洗濯回数を減らすことで、電気代や水道代を節約できます。経済産業省 資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によれば、まとめて洗濯することで年間の電気使用量を5.88キロワットアワー、水道使用量を16.75立方メートル削減でき、電気代は約180円、水道代は約4360円の節約が可能です。

 

お風呂の残り湯を再利用する

シャワーではなくお風呂に入る場合、残り湯を洗濯に使うことで節水できます。
 
東京都水道局によると、一般的な家庭の浴槽は約180リットルで、この半分を洗濯・掃除・散水などに利用すれば、水道代が1リットルあたり0.24円の場合、1ヶ月に約650円の水道代が節約できます。残り湯を洗濯機に移す際に少し手間はかかりますが、水の使用量を削減することが可能です。

 

節水シャワーヘッドを使う

水道代を節約するための方法の一つとして、節水シャワーヘッドを使う方法があります。シャワーヘッドを交換するだけで、水量を減らすことができ、水道代の節約効果が期待できます。
 
製品によって異なりますが、通常のシャワーヘッドと比べて20~60%の節水ができるうえに、ガス代も節約することも可能です。普段からシャワーをよく使う方は、ぜひ検討してみてください。

 

水道代の節約術を実践してみよう!

総務省統計局のデータによると、単身世帯の水道代の平均は2239円(勤労者世帯は2073円)です。現在の水道代がこれらより高い場合は、節約に取り組みましょう。節水シャワーヘッドの活用などで、ガス代の節約も期待できます。
 
水道代を節約できれば、その分のお金を他の用途に使うことが可能です。早速、節約術を実践して家計の負担を減らしましょう。

 

出典

総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2023年(令和5年)
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト無理のない省エネ節約
東京都水道局 よくある質問 節水について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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