トイレやお風呂の換気扇は点けっぱなしがよいと聞きますが、キッチンの換気扇も点けっぱなしにするべきですか? 3つの換気扇を点けっぱなしにした場合、電気代はどれだけかかるでしょうか?
配信日: 2024.10.02
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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換気扇を点けっぱなしにしたときの電気代
ここでは、換気扇を24時間点けっぱなしにしたときの電気代を計算していきます。今回は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会で掲載している目安単価「31円/キロワットアワー」を使用します。
また、換気扇の消費電力はメーカーや種類によって異なるため、今回は1.5~25.0ワットと幅を持たせておきました。電化製品の電気代は「消費電力量(キロワットアワー)×電力量料金(円/キロワットアワー)」で計算します。
0.0015~0.025キロワットアワー×31円/キロワットアワー×24時間×30日=約33~558円
換気扇を24時間点けっぱなしにすると、電気代は1ヶ月でおよそ33~558円になることが分かりました。3ヶ所の換気扇を点けっぱなしにするとおよそ99~1674円です。トイレやお風呂場の換気扇は比較的小さく、消費電力も小さいため、24時間点けっぱなしにしていてもほかの家電製品と比較して大きな負担にはならないでしょう。
換気扇点けっぱなしによる効果
ここでは、換気扇を点けっぱなしにすることで得られる効果を紹介します。
カビが発生しにくくなる
換気扇を点けっぱなしにしていると、室内にカビが発生しにくくなります。特に浴室には水滴が残り湿気が溜まりやすく、カビが繁殖しやすい環境です。毎日お風呂上がりに水滴をふき取れば湿気が高くなるのを防げますが、手間がかかります。
換気扇を点けっぱなしにしておくと、常に浴室内が換気されるため水滴が残りにくくなり、カビの発生を防止できます。
室内に嫌な臭いがこもるのを防ぐ
換気扇を点けっぱなしにすると、室内の空気が常に入れ替わり、嫌な臭いが室内にこもるのを防いでくれます。閉め切った部屋で生活していると、食べ物やペットなどの臭いがこもってしまいがちです。
換気扇を常に点けておけば、常に室内の空気が入れ替わるため、嫌な臭いが発生しにくくなるでしょう。室内にこもった嫌な臭いを放置していると、ソファやカーペット、洋服などの布製品に染みついてしまうため注意が必要です。
換気扇の電気代を節約するコツ
ここでは、換気扇の電気代を節約するコツを紹介します。換気扇を点けっぱなしにしていても、ほかの電化製品よりも電気代はかかりませんが、なるべく費用を抑えたいものです。節約のコツを知って、少しでも電気代を抑えられるようにしましょう。
換気扇を点けている部屋は締め切る
換気扇の電気代を節約したいなら、換気扇を回している部屋は閉め切るようにしましょう。湿気をほかの部屋へ逃がしてしまうのを防ぎ、効率よく換気できるようになります。特に浴室は湿度が高いため、閉め切って換気扇を回すのがおすすめです。トイレや部屋をなるべく閉め切った状態で換気扇を点けておけば、節電効果が期待できるでしょう。
こまめに掃除する
換気扇はこまめに掃除して換気の効率を下げないように意識しましょう。換気扇を使用しているうちにほこりや汚れが溜まってしまいます。
汚れた換気扇をそのまま点けっぱなしにしていると、ファンがスムーズに動かず余計な電力を消費してしまい、電気代がかさんでしまう可能性があります。換気扇を効率よく回し電気代を抑えるためには、3~6ヶ月を目安に掃除を行いましょう。
なお、コンセントを点けたまま掃除すると作業中にファンが動いてしまったり、プラグに水がついて感電してしまったりする危険があります。掃除を行う際は必ずコンセントを抜いた状態で行いましょう。
換気扇を3ヶ所点けっぱなしにしたときの1ヶ月の電気代はおよそ99~1674円
換気扇を3ヶ所で点けっぱなしにすると、1ヶ月の電気代はおよそ99~1674円になることが分かりました。
メーカーや製品の種類によって換気扇の消費電力は異なり、電気代にも幅があります。一方、トイレや浴室の換気扇は小さめのものが多く、実際の電気代は数百円で収まるようです。ただし、換気扇を継続して利用するなら、節電のポイントを押さえておくことをおすすめします。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー