更新日: 2024.10.09 その他家計

子どもが学校で「節水」の授業を受けてきたので、私たちも一緒に水を大切に使うようにしています。水を「1日1リットル」節約したらどのくらい安くなるでしょうか?

子どもが学校で「節水」の授業を受けてきたので、私たちも一緒に水を大切に使うようにしています。水を「1日1リットル」節約したらどのくらい安くなるでしょうか?
水は生活に欠かせないものです。子どもが学校で学んだことをきっかけに、家族みんなで節水を意識するようになるのは、とても大切なことです。
 
本記事では、水の節約が光熱費にどの程度影響を与えるか解説します。1日1リットルの節水が家計にどれほどの効果をもたらすか、節水の実践方法やその効果を具体的に示し、日常生活での節約意識を高める提案を行います。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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1日1リットル節水するとどうなる?

東京都水道局によると、家庭での1日における水の使用量は1人あたり平均221リットル(令和3年度)程度です。水1リットルあたりの単価を0.24円とした場合、1人あたりの1日の水道代は約53円、1ヶ月で約1590円です。
 
1日1リットル節水した場合、1ヶ月で約7円の水道代が節約できます。1日1リットルの節水では大きな節約にはつながらないと感じるかもしれませんが、家族の一人ひとりがそれぞれ1リットルずつ節約すれば、節約できる金額も大きくなります。
 
また、生活の各シーンで節水を意識することで、1日あたりの節水量が大きくなります。洗濯や入浴、洗面、炊事など、生活のなかで水を使用する際に節水を意識することによって、一日の節水量が増加し、大きな節約へとつながるのです。
 
例えば、風呂の残り湯の再利用は節水につながります。約180リットルの残り湯のうち、半分を洗濯や掃除などに再利用した場合、約90リットルの節水になります。この場合、1日あたり約22円、1ヶ月あたり約650円も水道代を節約することが可能です。
 
 

節水のメリット

節水を意識して生活することで、次の通りさまざまなメリットが生まれます。
 

・水道代が安くなる
・電気代が安くなる
・CO2削減につながる

 
節水によって得られる大きなメリットは、何といっても水道代が安くなることです。そのうえ、水道を利用するときはポンプが稼働しており、電気代が発生します。水道を利用する回数を減らすことによって、ポンプの稼働頻度が減少するため、電気代の節約にもつながります。
 
自身の生活費だけでなく、環境保全にも影響があります。上下水道の使用に関して、浄水・供給・下水処理などの工程ではエネルギーの消費によりCO2が排出されています。それぞれが節水を意識した生活を心掛けることによって、地域や国全体での水道にかかるエネルギー消費量およびCO2排出量が減少し、環境保全に役立つのです。
 

自宅でも簡単にできる節水方法

節水を始める際は、自宅でもできる簡単な節水方法から試してみましょう。
 

・野菜や食器洗いでため洗いをする
・洗濯の回数を減らす
・残り湯を有効活用する
・続けて入浴する

 
野菜や食器を洗う際には、水を流したまま洗うのではなく、水をためて洗うことが大切です。洗面時や歯磨きをするときにも、コップや洗面器を活用して、水を流したままにしないよう心掛けましょう。
 
洗濯はできるだけまとめて洗うようにし、入浴時の残り湯を有効活用することでさらに節水効果があります。家族で入浴する際には、間隔を空けずに入ることで足し湯や追い炊きの必要がなくなるため、節水だけでなくガス使用量の削減にもつながります。
 

より効果が高い節水方法

さらに節水効果を高めたい方には、次のような方法がおすすめです。
 

・節水機能のある洗濯機を使用する
・節水機能のあるシャワーヘッドを使用する
・トイレのタンクにドルフィンセーブを設置する
・トイレにウォーターセーバーを設置する

 
洗濯機やシャワーヘッドなど、節水機能を持つ製品を活用することによって、節水効果がいっそう高まります。
 
また、トイレのタンクにドルフィンセーブを設置することによって、タンク内の水が全て出てしまう前に止めることが可能です。ドルフィンセーブの設置だけでも節水効果がありますが、さらに節水したい方は、ウォーターセーバーを取り付けてみましょう。ウォーターセーバーは、トイレの水を流すときに水量を自動的に調整してくれます。
 

水を賢く使おう

節水をすることによって、水道代が安くなるだけでなく、電気・ガスなどの光熱費の節約、環境保全などさまざまなメリットがあります。
 
節水を上手に行うためには、日常の生活のなかでどのように水を使うのか考えることが大切です。少しの節水であっても、毎日続けることによって大きな効果が得られるため、自身の生活スタイルに合った節水を心掛けましょう。
 

出典

東京都水道局 よくある質問 もっと知りたい「水道」のこと
東京都水道局 よくある質問 節水について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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