更新日: 2024.10.09 その他家計

最近、YouTubeばかり見ているのでテレビを手放そうか検討中です。手放した場合、年間でどれだけ電気代を節約できますか?

最近、YouTubeばかり見ているのでテレビを手放そうか検討中です。手放した場合、年間でどれだけ電気代を節約できますか?
近年、YouTubeばかり見てテレビを見る機会が減っている方も多いのではないでしょうか。スマホやタブレットでYouTubeを見るほうが多い方は、テレビを手放したほうが電気代の節約につながるのではないかと考えている方もいるかもしれません。
 
そこで本記事では、YouTubeばかり見ている方がテレビを手放した場合、年間でどれだけ電気代を節約できるのかについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

年代別テレビの保有率

LINEリサーチが行ったテレビなどのデバイスの保有率のアンケートによると、テレビの保有率は全体で9割でした。しかし、年代別に見ると30代以降では9割を超えているのに対し、10代、20代で8割台となります。
 
また、「単身世帯」の10代、20代では「パソコン」が「テレビ」の保有率を上回る結果になっていることから、若者世代のテレビ離れが加速している傾向があることが分かります。
 
 

テレビを手放した場合、年間でどれだけ電気代が節約できる?

総務省が公表している「メディアの利用時間(平日)」によると、テレビの視聴時間の平均は約135分でした。それを踏まえて、今回は以下の条件で電気代の計算を行います。


・視聴時間:2時間
・消費電力:270ワット(4K有機ELテレビ65型)

電気単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている31円/キロワットアワー(税込み)とし、計算する際は以下の式に当てはめて計算します。
 
・電気代=消費電力量(ワット)÷1000×視聴時間×電力量料金(円/キロワットアワー)
 
上記の式に当てはめると、電気代は約17円かかります。仮に毎日2時間テレビを見ると年間で約6000円かかる計算になります。
 

スマホでYouTubeを見る場合にかかる費用

スマホでYouTubeを見るだけでは電気代はかかりませんが、スマホを充電するために電気代がかかります。スマホの充電はバッテリーの容量や劣化度合いにもよりますが、1回で約0.4円とされています。
 
テレビの電気代と比べると家計を圧迫するような金額ではないため、それほど過敏になる必要はないでしょう。毎日1回フル充電しても、1年間で146円程度となります。また、YouTubeは基本的に無料で視聴できるため、毎月の固定費なども必要ありません。
 

テレビの電気代を少しでも安くするポイントとは

近年のテレビは、さまざまなアプリが搭載されている傾向があります。そのため、テレビの大画面でYouTubeを見ることもできるようです。
 
せっかく今テレビを持っているなら、電気代を節約しながら楽しむのも方法のひとつです。テレビの電気代を少しでも安くするためのポイントは次の4つです。


・音量は上げすぎないようにする
・長期間使用しないときは主電源をオフにする
・画面はこまめに掃除し、明るさの調節をする
・省エネモードを活用する

音量を上げすぎると電力も多く消費するといわれています。そのため、不必要に大きくすることは避けましょう。
 
また、旅行などで長期間使用しない場合は、主電源をオフにすることで待機電力を消費することはありません。画面にほこりがたまると画面も暗くなってしまうため、注意しましょう。
 

テレビを手放すと年間で約6000円の節約になる!ただし節約しながらテレビで視聴することも可能

テレビを手放すと年間で約6000円の節約になる可能性があることが分かりました。ただし、テレビ以外でYouTubeを見ると小さな画面で見ることになります。
 
そのため、テレビでYouTubeを見ることが可能な場合、無理に処分せず電気代を節約しながら見ることもおすすめです。それでもテレビは必要ないと感じるのであれば、テレビを手放したあとに本当に困らないか考えてから検討しましょう。
 

出典

LINEリサーチ LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
総務省情報通信政策研究所 令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集