更新日: 2024.10.10 その他家計
コーヒー好きなので、デロンギの「10万円」のコーヒーマシンを買いたいです。毎日スタバに行くよりは“安上がり”ですか? 使い続ければ元は取れますよね?
毎日おいしいコーヒーが飲めるようにと約10万円のコーヒーマシンの購入を検討しているけれど、実際にスターバックスなどでコーヒーを買い続ける場合と比較して、どのくらい安くなるのかと気になる人もいるでしょう。
本記事では、コーヒーマシンでコーヒーを作る場合と、スタバでコーヒーを購入する場合の費用差について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
スタバで毎日コーヒーを買うとどのくらいかかる?
毎回スタバで買った場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。今回はドリップコーヒーのShortサイズ(380円)を毎日1回購入していると仮定しましょう。1ヶ月を30日とした場合、380円×30日=1万1400円となりです。
さらに半年、1年の期間で見ると、半年で6万8400円、1年で13万6800円かかります。半年や1年間毎日スタバで買い続けると、大きな金額になることが分かるでしょう。
コーヒーマシンで毎日作ったらいくらになる?
続いて、コーヒーマシンで作った場合いくらになるのか計算してみましょう。今回想定するコーヒーマシンは「デロンギのマグニフィカスタート 全自動コーヒーマシン」(9万9800円)、使用するコーヒー豆はスターバックスの「ライトノート ブレンド」(1320円/250グラム)とします。
コーヒーマシンでコーヒーを作る場合にはランニングコストとして、電気代・水道代・コーヒー豆の購入費がかかります。1杯のコーヒーにそれぞれどのくらいかかるのかを計算してみましょう。
まずコーヒー豆についてです。今回使用するコーヒーマシンでスペシャルティ(コーヒー)を作る場合に使用するコーヒー豆は約8~14グラムとなっているため、前記のスターバックスのコーヒー豆を14グラム使うと仮定して計算すると、約74円となります。
続いて電気代を見てみましょう。今回のコーヒーマシンを使用する際に消費する電力は1450ワットとなっています。
全国家庭電気製品公正取引協議会の電気料金の目安単価「1キロワットアワーあたり31円」を参考にし、1杯抽出するのに多めに見積もって約3分かかるとして電気代を計算すると、1回あたりの電気代は「0.0725キロワットアワー×31円」で約2.24円円となります。
最後に水道代です。スペシャルティにおけるコーヒーの抽出量は約180ミリリットルとなっているため、水道代の1リットルあたりの単価を0.24円として計算すると、「0.18リットル×0.24円」で約0.0432円、約0.04円です。
以上より「74円(コーヒー豆)+2円(電気代)+0.04円(水道代)」で約76.04円、つまりコーヒーメーカーでコーヒーを作る場合は1杯約76円でコーヒーが飲めるといえます。
スタバで購入する場合とコーヒーマシンで作る場合の価格差は?
スタバで購入する場合と、コーヒーマシンでコーヒーを作る場合の費用差について、1日・1ヶ月・半年・1年の単位で比較してみましょう。
まず1日の費用差は「スタバ購入費用380円-コーヒーマシンで作る費用76円」で304円となります。さらに計算していくと、1ヶ月(30日)で9120円、半年で5万4720円、1年で10万9440円という差が出ます。
コーヒーマシンを導入する際には初期費用で10万円かかりますが、毎日スタバで購入しているのであれば、約1年間で購入費用分の元は取れるといえるでしょう。
スタバ購入とコーヒーマシンでコーヒーを作る場合の費用差は約300円!
今回は、コーヒーを毎日スタバで購入する場合とコーヒーマシンで作る場合の費用差について解説しました。1日で約300円の差が付き、1ヶ月で9120円、半年で5万4720円、1年で10万9440円という差が出ることを考えると、コーヒーマシンの導入を検討するのも1つの手かもしれません。
出典
デロンギ・ジャパン株式会社 マグニフィカ スタート 全自動コーヒーマシン ホワイト
スターバックスコーヒージャパン株式会社 ライトノートブレンド
東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー