更新日: 2024.09.05 その他家計

もやしの下茹ではいつも簡単な「レンチン」です。鍋で茹でたときと費用はどれくらい変わりますか?

もやしの下茹ではいつも簡単な「レンチン」です。鍋で茹でたときと費用はどれくらい変わりますか?
食費や水道光熱費が高くなったというような理由で、安価で手に入りやすいもやしを料理に使った経験がある方もいるでしょう。さらに節約をしたいときには、ガスコンロと電子レンジどちらで調理する方が費用をおさえられるか知っておくと効果的です。
 
また、キッチンではさまざまな節約ができるので、家計で悩んでいる方はチェックしておきましょう。今回は、ガスコンロと電子レンジで下ごしらえをしたときの費用の差や、キッチンでの節約術などについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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ガスコンロで野菜をボイルしたときと電子レンジを使ったときの費用はどれくらい違う?

経済産業省 資源エネルギー庁が公開している「省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約」によると、ホウレンソウやキャベツといった葉物類をガスコンロで下ごしらえした場合の費用は年間で約1350円かかります。一方、電子レンジの下ごしらえに変更すると、年間で約410円であり、年間約940円を節約できるようです。
 
また、ジャガイモや里芋といった根菜類を下ごしらえする場合でも、ガスコンロを使ったときは年間で約1540円なのに対し、電子レンジで下ごしらえをすると年間で約680円です。年間約860円の節約になります。
 
データからも分かるように少しでも光熱費を節約したいのであれば、ガスコンロを使って下ごしらえするよりも、電子レンジを使った方が得でしょう。また、電子レンジは水を沸かす必要がないため、時短にもつながります。
 

節約を意識した料理にももやしは向いている

もやしは価格が安定していることで知られており、家計が苦しいときに購入する方もいるでしょう。もやしの栽培は人工栽培生産かつ室内、かつ、1週間で栽培できるため、季節を問わず出回っています。こうしたことが、低価格をキープしている要因になっていると考えられるでしょう。
 
もやしは熱を通せば量が多くても食べやすいため、料理のかさ増しとしてもよく使用される食材です。リーズナブルな価格で食事全体の量を増やせるため、食費の節約につながります。
 
もやしはビタミンCや葉酸といった栄養素も含んでいるため、かさ増しできるというメリットだけでなく栄養効果も期待できるでしょう。
 

キッチンでできる節約

下ごしらえに電子レンジを使用する以外にも、キッチンでできる節約方法はあります。経済産業省のデータを基に、どのくらい電気代を節約できるか見てみましょう。
 
例えば、ガスコンロで鍋を使って調理をする際、火力を強火から中火にすると年間約390円の節約が期待できます。
 
さらに、冷蔵庫の中身はある程度余裕を持たせておくことも大切です。冷蔵庫の中身がいっぱいのときと、半分の量に減らしたときとでは年間約1360円の差が出ます。また、冷蔵庫を開けっ放しにする時間を20秒から10秒に短くすれば、年間190円の節約になります。
 
もし可能であれば、食器洗いは手洗いではなく食器洗い乾燥機を使用すると、水道代などの費用を節約できるためおすすめです。手洗いでは年間2万5560円かかるのに対し、食器洗い乾燥機に変更すれば年間1万9090円にまでおさえられます。
 
なお、これらの数値はあくまで経済産業省による試算なので、使用している機器や状況によって変動する可能性があるため、注意しましょう。
 

ガスコンロよりも電子レンジで下ごしらえをした方がお得

省エネポータルサイトによると、下ごしらえの際にガスコンロではなく電子レンジを使用することで、食材によって年間約860~940円お得になる結果でした。電子レンジは調理時間の時短にもつながるため、費用も時間も節約したい方にはおすすめの方法です。
 
また、節約を意識した料理にはもやしも向いています。リーズナブルな価格で1年を通して手に入るため、かさ増し料理にも使いやすい便利な食材です。
 
キッチンでは、電子レンジの利用に限らずさまざまなシーンで節約ができます。冷蔵庫の開閉時間を短くしたり、ガスコンロの火力を弱めたりといった方法で、どれも手軽に試すことができるでしょう。生活費を少しでも節約したい方は、ぜひ実践してみましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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