更新日: 2024.09.03 家計の見直し
電気代の節約方法を探していますが「これで年間500円の節約」など少額です。電気代を「圧倒的に減らせる」方法はありませんか?
そこで本記事では、エアコン、冷蔵庫、テレビ、照明などの電気代を効果的に節約する方法について紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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多くの人が電気代の節約を意識している
株式会社LOHASTYLEが運営する、暮らしを豊かにするお役立ち情報メディア「LIVIKA」が「電気代の節約意識調査」(調査期間:2024年6月、調査対象:全国の男女200人)を行いました。調査結果によると、電気代の節約について「常に意識している」と答えた人は55.4%、 「たまに意識している」と答えた人は43.6%で、ほとんどの人が電気代の節約に気を配っていることが分かります。
しかし、電気代についてどのような無駄があるかは各家庭によって異なります。そのため、「絶対に◯◯をすれば劇的に電気代が削減できる」という方法は存在しません。また、一つの方法で節約できる効果には限界があります。家計の負担を大幅に減らしたい場合は、複数の節約方法を組み合わせて実践することが必要でしょう。
電気代の効果的な節約方法
エアコン、冷蔵庫、テレビ、照明など、さまざまな家電の電気代を節約する方法を理解して実践することで、電気代を大幅に削減できる可能性があります。複数の家電で省エネ対策を行うことで、さらに節約効果が高まります。
本項では、エアコン、冷蔵庫、テレビ、照明の電気代を効果的に節約する方法について見ていきましょう。
エアコンの電気代を節約する方法
エアコンの電気代を節約する方法は、以下のとおりです。
・フィルターをこまめに掃除する
・室外機の周りに物を置かない
・扇風機やサーキュレーターを併用する
・温度を下げすぎない
経済産業省 資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、エアコンのフィルターを月1~2回掃除すると、目詰まりしたフィルターを使う場合と比べて、年間で消費電力を31.95キロワットアワーの省エネで、電気代を約990円節約できるとされています。また、外気温度が31度のときに、エアコン(2.2キロワット)の設定温度を27度から1度上げて1日9時間使用した場合、年間で消費電力を30.24キロワットの省エネで、電気代を約940円節約できるそうです。
さらに、室外機の周りに物を置かない、扇風機やサーキュレーターを使って冷たい風を循環させる、温度を過度に下げすぎないといったことも節約には効果的です。
冷蔵庫の電気代を節約する方法
冷蔵庫の電気代を節約する方法は、以下のとおりです。
・熱いものは冷ましてから入れる
・庫内の設定温度を適切に調整する
・庫内にものを詰め込みすぎない
・冷蔵庫を開ける時間を短くする
熱いものを冷蔵庫にそのまま入れると、庫内の温度が上昇し、冷却に余分なエネルギーが必要になります。また、庫内が詰め込みすぎの場合も、エネルギーの無駄遣いにつながるため注意が必要です。
「省エネポータルサイト」によると、庫内の詰め込みを半分に減らすことで、年間の消費電力を43.84キロワットアワーの省エネで、約1360円の節約ができるとしています。また、庫内の設定温度を強から中に下げた場合、年間の消費電力を61.72キロワットアワーの省エネで、約1910円も節約ができるとのことです。
テレビの電気代を節約する方法
テレビの電気代を節約する方法は、以下のとおりです。
・見ていないときはテレビを消す
・長時間不在時は主電源を切る
・標準モードやリビングモードに設定する
・省エネモードを活用する
テレビはつけっぱなしにしがちですが、誰も見ていないときは必ず消しましょう。特に、家に複数台のテレビがある場合は、見ていないときに消すだけで消費電力をおさえられます。また、明るさセンサーや無信号時の電源オフ機能など、省エネモードの活用も効果的です。
照明の電気代を節約する方法
照明の電気代を節約する方法は、以下のとおりです。
・点灯時間を短くする
・LEDに替える
・人感センサー機能を活用する
・こまめに掃除する
「省エネポータルサイト」によると、蛍光灯器具(68ワット)をLED照明器具(34ワット)に交換し、年間2000時間使用した場合、68キロワットアワーの電力の省エネとなり、電気代が約2108円節約できるとしています。
また、「省エネポータルサイト」では、照明は汚れが原因で明るさが年間で5~15%低下すると伝えています。こまめに掃除することで、無駄な電力消費を防ぐことが可能です。
電力プランの見直し
電力会社やプランを見直すことで、電気代を節約できることがあります。電力自由化により、多くの電力会社がさまざまなプランを準備しています。
複数の電力会社やプランを比較して、最適な選択肢を見つけましょう。
電気代の節約方法をいくつか試してみよう!
一つの節約方法だけでは電気代を大幅に削減するのは難しいため、エアコン、テレビ、冷蔵庫など複数の家電でさまざまな節約方法を組み合わせることをおすすめします。そうすることで、トータルで家計の負担を大幅に減らせる可能性があります。
家計の負担が減れば、その分の資金を貯金や資産運用、ローン返済、旅行、外食、習い事などに充てることが可能です。無理のない範囲で、いくつかの節約術を実践してみましょう。
出典
政府広報オンライン 節電をして電気代を節約しよう!手軽にできる節電方法とは?
株式会社LOHASTYLE LIVIKA 電気代の節約意識調査
経済産業省 資源エネルギー庁 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー