更新日: 2024.10.07 家計の見直し
何かと忙しい年末年始は何かと出費が増える! 出費を抑えて節約するコツ3点
「節約するためのコツ」について、今回はお伝えしたいと思います。
1年のうちで最も支出が多いのは元旦
総務省の統計によると1年のうちで最も支出が多いのは1月1日、つまり元旦です。これはお年玉による支出が主な理由ということで、それを除けば12月30日、12月31日が支出の多い日となっています。お正月を大事にする日本人らしい傾向かもしれません。
ほかにも、お歳暮やクリスマスプレゼントを買ったり、大掃除をしているうちに住居の修繕が必要になったりと、12月と1月は何かと出費が多くなりがちです。
食費を節約する
イベントが続いて外食が多くなったり、家でもいつもと違った食材を使ったちょっとぜいたくなメニューにしたりと、年末年始はどうしても食費がかさんでしまいますよね。まずは、食費の節約について考えてみたいと思います。
・外食を控えておせちで節約する
「お正月くらいは、日々の食事作りを休んでもらうため」といわれるおせちですが、自宅でおせちを数日食べ続けることは、外食などの食費の節約にもなります。
高級食材を使わなくても、季節の食材をうまく使って、お正月らしく華やかに盛ったおせち料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。
・食材はできるだけ早めに買って冷凍しておく
年越しやお正月には、特別な食材を使うことがあると思います。たとえば筆者の出身地では、年越しの時に「ナメタガレイ」の煮付けを供えたり、お正月の雑煮には「ハゼ」という魚で出汁をとる習慣があります。
これらの魚は、年末に近づくにつれ需要が増えるため値段が高騰し、ほかの時期と比べて3倍以上の値がついてしまうこともあります。おせちの材料や、地域ごとのそういった食材については、直前ではなく、できるだけ早めに買って冷凍しておくと節約になります。
おつき合いを見直す
・年賀状は手作りする
最近は、業者に頼んだり、図柄付きのものを手軽に購入できるようになった年賀状ですが、自分で手作りをすると節約になります。
・お歳暮をなくす
もし、お歳暮やお中元のやり取りをしている人の中に、親兄弟や親戚、親しい友人などがいるのなら、「今年からやめませんか」と申し出て、話し合ってみるのも1つの手です。
お中元とお歳暮が1、2件減っただけでも、人によっては数万円の節約になります。
・参加する忘年会やパーティーを減らす
イベントへの参加は、仕事などのつき合いでどうしても参加しなくてはならないものを除き、最低限にしましょう。栄養バランスも偏りがちな外食を極力控えることで、健康にも役立ちます。
大掃除で節約する
年末の大掃除も、節約のいい機会になるかもしれません。
・エアコンをしっかり掃除する
掃除がされていないエアコンは余分な電力がかかってしまいます。ほかの家電についても、掃除やメンテナンスをしっかりしておくことで電気代の節約になります。
・冷蔵庫の温度設定を見直す
冷蔵庫の温度は夏と冬で設定を変えるようにしましょう。冬は夏より高く設定しても、同じ効果を得ることができますし、そのぶん電気代も安く済みます。
また、大掃除のついでに、冷蔵庫の中も整理しましょう。パンパンに詰め込んでしまうと電力を多く消費してしまいます。
賞味期限切れの食品がないかどうかこまめにチェックできればいいですが、なかなか忙しくていつもはできないという場合は、大掃除のついでにやるといいでしょう。
・不用品は「リサイクルショップ」や「フリマアプリ」で換金
大掃除で出た不用品は、できるだけリサイクルショップやフリマアプリなどを使ってお金に換えてみましょう。捨てるのは忍びないけれど、だれかが使ってくれるかもしれないと思えば、処分できるアイテムも増えるのでは。
お部屋もすっきりし、少しでもお小遣いができれば、気分良く新しい年を迎えられますね。いろいろと節約のアイディアをご紹介しました。ご自身に合った方法が1つでもあれば、無理のないところから実践してみてはいかがでしょうか。
出典:総務省統計局ウェブサイト 統計Today No.66「家計簿からみた365日~日別集計結果より」
Text:藤丸 史果(ふじまる あやか)
ファイナンシャルプランナー