更新日: 2024.08.28 その他家計
新卒で実家暮らしです。昼は「母の手作り弁当」夜もほぼ「母の手作り料理」を食べています。家にお金を入れていないのですが、これってマズいですか…?
特に親がお弁当を作ってくれる、家に帰ったら夕飯ができているなどの場合は、食事に関する心配ごとは少ないといえるでしょう。
そこで気になるのは、実家暮らしをしている場合、家にお金を入れるべきかどうか、またその適切な金額はどれくらいかということです。
本記事では、実家暮らしの社会人が家に入れる生活費の相場や金額の決め方について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
毎月実家に入れるお金の平均は?
保険会社マンモス株式会社が行った「実家暮らしの方へのアンケート」によると、実家に入れるお金の平均額は4万257円です。年代別の平均金額をみていきましょう。
・19歳以下:2万5663円
・20~30歳:3万3623円
・31~40歳:4万1875円
・41~50歳:4万6970円
・51~60歳:4万5000円
・60歳以上:17万5000円
年齢が高くなるほど平均金額も高くなることが分かります。また、実家にお金を入れていないと答えた人は全体の26%と少数で、実家暮らしの多くの社会人が毎月実家にお金を入れていることが分かります。
実家暮らしでは毎月家にお金を入れるべきか?
社会人で実家に住んでいる場合は、生活費として毎月一定の金額を家に入れるのが好ましいでしょう。社会人として収入を得ているのであれば、本来自分で払うべき家賃・水道光熱費・食費などの生活費を入れることで、親の経済的負担を減らすことができるためです。
実家暮らしをすると、本来自分で負担すべき住居費や光熱費が節約できるため、経済的な負担が少なく貯金がしやすいというメリットがあります。食費や水道光熱費などがかさみ、親に経済的に負担をかけてしまうおそれもあります。
なお、総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯にかかる支出平均額は、「食料」は8万6554円、「光熱・水道」は2万3855円、「住居」は1万8013円でした。
二人以上の世帯の平均世帯人員は2.9人の為、一人当たり4万5000円程度、生活費(食費・水道光熱費・住居費)としてかかると想定されます。
実家暮らしをする場合には、あらかじめ家族と話し合い、無理のない範囲で毎月家にお金を入れるようにしましょう。
家に入れる金額の決め方
実家に入れる生活費の金額を決める際には、以下のポイントを考慮するといいでしょう。
【収入に応じた金額設定】
自分の収入に応じて、無理なく支払える金額を設定することが重要です。家計の負担にならない範囲で考えるといいでしょう。
【家庭の状況を考慮】
家族の経済状況や生活スタイルに合わせて、どの程度の負担を分担するかを話し合うことも大切です。
【生活費を入れるのが難しい場合】
金銭的に生活費を入れるのが難しい場合は、家事を手伝うなど別の形で貢献することも考えられます。
平均は約4万257円! 具体的な金額を両親と話し合って実家にどの程度入れるかを判断しよう
実家暮らしの社会人が家に入れるお金の平均は4万257円でした。社会人として収入を得ているのであれば、経済的な自立や金銭感覚を身につけるためにも、毎月生活費として一定額を家に入れるといいでしょう。
どれくらいの金額を家に入れるかは、家庭の状況や自身の収入を踏まえたうえで無理のない範囲で支払いを決めるようにしましょう。収入が少ないなどの理由で毎月家にお金を入れるのが厳しい場合は、家事の手伝いなどといった別の形での貢献もあります。
出典
保険会社マンモス株式会社 実家暮らしは家に毎月いくらお金を入れてる? 男女500人調査結果では平均約4万円、「入れていない」は約3割に
総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要(5ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー