更新日: 2024.08.27 その他家計
毎日「ビール+缶チューハイ」を1本ずつ飲む彼氏。週1で飲みに行ってた頃より“お酒代”は安くなってるのでしょうか?
そこで本記事では、毎日自宅で缶ビールと缶チューハイを1本ずつ飲む場合と、週1回飲食店でお酒を飲む場合とでは、どちらの方がお酒代が安く済むのかについてご紹介します。
お酒代をなるべくおさえたいという方には、興味深く役に立つ情報ですので、ぜひ最後まで読み進めてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
毎日ビールと缶チューハイを1本ずつ飲む場合
総務省統計局「小売物価統計調査 主要品目の東京都区別小売結果」の調査結果によると、2024年1月〜7月までのビールと缶チューハイの1本ずつの金額は、表1の通りです。
表1
年月 | ビール (1缶・350ミリリットル) |
チューハイ (1缶・350ミリリットル) |
---|---|---|
2024年1月 | 約188円 | 123円 |
2024年2月 | 約189円 | 124円 |
2024年3月 | 約189円 | 125円 |
2024年4月 | 約191円 | 125円 |
2024年5月 | 約190円 | 123円 |
2024年6月 | 約190円 | 123円 |
2024年7月 | 約191円 | 123円 |
出典:総務省統計局「小売物価統計調査 主要品目の東京都区部小売価格【2023年7月~2024年7月】」を基に筆者作成
なお、総務省統計局の調査では、ビールは1パック(6缶)単位の金額となっているため、1缶当たりの金額に換算を行っています。
直近月(2024年7月)の調査結果によると、週7日間毎日ビール・缶チューハイを1缶ずつ飲むと、お酒代は合計で約2198円となります。
購入するお酒が表1よりも高価であれば、毎月のお酒代は上記よりも高くなるでしょう。節約を意識したい場合には、購入するお酒の価格も気にする必要があるといえます。
週1回飲食店でお酒を飲む場合
次は、外でお酒を飲む場合の費用を見てみましょう。
総務省統計局の「家計調査」によると、直近2023年の1ヶ月当たりの交際費(内訳:食料)は、3741円です。仮に、この交際費全てをお酒代とすると、週1回当たりの費用は約935円という計算です。しかし上記の費用は、飲む場所や一緒に飲む相手などによって大きく変化します。
株式会社タンタカによる、30~50代の男性500人を対象とした調査によると、月々のお酒代で最も多かった金額層は、5000円以上1万円未満であり、調査対象全体の23.0%を占めていました。次いで多かった層は3000円以上5000円未満で18.2%、1000円未満で15.6%と続いています。
月に4回飲みに行った場合の費用が1万円だとすると、1週間当たり平均2500円です。このケースだと、前述した家で毎日ビールと缶チューハイを飲む場合よりも出費が増えてしまうことになります。
外でのお酒代が週に2200円以下であれば、自宅で飲むよりも出費をおさえられる可能性がある
飲食店でのお酒代は株式会社タンタカの調査からも分かるように、人によって大きく異なります(月当たりのお酒代の金額層では、7万円以上10万円未満、1000円未満の層もあり)。そのため、自宅飲みの場合が1週間当たり約2200円ですから、週当たりの飲食店でのお酒代がそれ以上になると、自宅飲みの方が節約ができているといえるでしょう。
最終的には週1回の飲食店でのお酒代によって、自宅飲みの方が安いか高いかが決まりますので、人それぞれといえるでしょう。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 小売物価統計調査 主要品目の東京都区部小売価格【2023年7月~2024年7月】
家計調査(家計収支編)単身世帯 2023年 表番号1
株式会社タンタカ 30代・40代・50代の男性に聞いた! 月々の飲み代はいくら? 職場の飲み会に参加したくない人は何%?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー