更新日: 2024.08.21 家計の見直し

毎日10リットルの「ミネラルウオーター」を飲み尽くすわが家。節約したいのですが「水道の水」に変えるとどのくらい安くなりますか?

毎日10リットルの「ミネラルウオーター」を飲み尽くすわが家。節約したいのですが「水道の水」に変えるとどのくらい安くなりますか?
物価の上昇で、少しでも節約したいという家庭は多いでしょう。そのなかで、毎日大量のミネラルウオーターを消費している家庭であれば、水道水への切り替えは経済的な選択肢となるかもしれません。
 
そこで本記事では、最初に水道水とミネラルウオーターのコストの比較と、家計のなかで見直すべき他の費用についても解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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水道料金とミネラルウオーターの料金を比較!

まずは、水道水とミネラルウオーターのコストの比較です。
 
水道水は、東京都水道局の水道料金を基準とします。一般家庭で最も多いとされている従量料金(11~20立方メートル)から計算すると、10リットルあたり約1.28円です。下水道料金に関しては、便宜上最安値の従量料金とした場合、10リットルあたり約1.1円になります。
 
水道料金に下水道料金を加えると、1日あたりの総コストは約2.38円、月間コストは約71.4円になります。
 
次に、ミネラルウオーターのコストを考えてみましょう。2リットルのペットボトルの価格を100〜130円と仮定した場合、1日のコスト(5本分)は 500〜 650円となります。月間コストは、1万5000円〜1万9500円です。
 
結果として、水道水を利用することで、月額約1万4928~1万9428円の節約が可能です。
 
このように、ミネラルウオーターから水道水に変更することで大幅なコストカットを実現できます。ただし、水質や味の好みなど、経済面以外の要素も考慮する必要があります。
 

水道料金よりも先に見直すべき費用はある?

本項では、水道料金以外に見直すべき費用について考えてみましょう。
 
まず、食費は家計のなかで大きな割合を占めていますが、計画的な買い物と食材の有効活用によって節約が可能です。
 
例えば、セール時にまとめ買いをし、冷凍できる食品は小分けにして保存することで食費を抑えられます。必要な分だけ解凍して使うことで、食材の無駄も減らせるでしょう。また、外食を控えめにし、自炊を増やすことも効果的な節約方法です。
 
次に、電気代も節約の余地があります。不要な照明を小まめに消灯するなど、使用時間の見直しを考えてみてください。ただしエアコンに関しては、猛暑で健康を害さないように注意が必要です。
 
ガス代についても、節約できる部分があります。給湯器の設定温度を調整したり、入浴方法を工夫したりすることで使用料を抑えられます。例えば、シャワーの使用時間を短縮したり、お風呂の追い炊きを控えめにしたりといった方法です。
 
このように、家計の節約を考える際は、全体的な視点を持つことが大切です。ミネラルウオーターの見直しも選択肢の一つですが、それだけではなく、家計全体を見渡して効果的な節約方法を検討してみてください。
 

まとめ

ミネラルウオーターから水道水への切り替えは、大きな節約効果につながる可能性があります。ただし、水質や味の好みもあるので食費や電気代、ガス代などの節約も考えましょう。
 
節約は家計の全体像を把握したうえで、優先順位をつけて取り組むことが大切です。無理のない範囲で続けることにより、長期的な節約効果が期待できるでしょう。
 

出典

東京都水道局 水道料金・下水道料金の計算方法(23区)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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