更新日: 2024.08.20 その他家計
水道代の請求が「2ヶ月に1回」なので、請求月は家計がカツカツになります…「1ヶ月払い」にすることはできないのでしょうか?
そこで今回は、水道代が2ヶ月に一度の請求である理由や1ヶ月払いへの変更の可否について調べてみました。水道代請求月に家計がカツカツにならないためにできる対策や、水道代を節約するコツについてもご紹介しますので参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
水道代の請求は1ヶ月払いにできないの?
お住まいの地域にもよりますが、水道代の請求は2ヶ月に一度のケースが多いようです。この点に疑問を持つ方もいるようで、例えばさいたま市では水道料金に関するよくある質問で「水道料金はなぜ2ヶ月に1回の請求なの?」の問いに以下のように回答しています。
「水道料金を計算したり、漏水等をチェックするためのメーター検針や料金の請求には、1回ごとに人件費や郵送費などの経費がかかります。検針回数を2か月に1回にすることにより経費を削減して負担を減らすことで、水道料金をおさえることができるためです。」
2ヶ月に一度のメーター検針を1ヶ月ごとにすると、その分経費が増えて水道料金も高くなることが考えられます。そのため多くの地域では、水道料金は2ヶ月に一度の請求にしているようです。
しかし中には、水道メーターの検針は2ヶ月に一度でも、料金の請求は毎月にしている地域もあります。この場合は、検針した2ヶ月分の水量を2等分にして1ヶ月あたりの水道代を算定しているようです。
水道代請求月に家計がカツカツにならないためにできること
水道メーターの検針を2ヶ月に一度にすることで、水道代請求月は支出が増えて、収支がカツカツになるケースも考えられます。対策として以下の2点を試してみるといいでしょう。
・口座振替に切り替える
地域によっては、支払い方法を口座振替に切り替えることによって支払いを毎月にできる場合があります。
例えば秋田県横手市では、納入通知書から支払う場合は2ヶ月分の料金の支払いですが、口座振替の場合は2ヶ月分の使用水量を2等分して、検針月と翌月に支払う仕組みとなっています。お住まいの地域で、支払い方法によって毎月の支払いにできないか確認してみるといいでしょう。
・請求月以外の月は平均水道代の半分を取り分けておく
2ヶ月に一度の請求を行う地域に住んでいる場合は、自身で2ヶ月分の水道代を2等分にして、請求月以外の月に取り分けておけるかもしれません。
水道代は地域や各家庭によって異なりますが、総務省統計局の「家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯において、ひと月あたり平均5106円です。目安として5000円ほどを取り分けておくことで、水道代請求月の負担をおさえることができるでしょう。
水道代の見直しで節約に努めることも大切
二人以上の世帯の水道代は平均で5106円ですが、平均と比較して高いと感じられる場合は、水道代の見直しが必要かもしれません。水道の使用料を節約するために、普通のシャワーヘッドと変わらない水圧で水量を減らせる節水シャワーヘッドに交換を検討してみましょう。シャワーの出しっぱなしを防止するために、ストップボタンがついているシャワーヘッドも効果的です。
ほかにもトイレを流す際に、「大」「小」を使い分けることで節水につながります。炊事で洗い物をする際には、食器をすべて洗った後に水で流すようにすれば、水の流しっぱなしによる無駄をなくせるでしょう。洗濯の残り湯を使うことも節水につながる方法の一つです。
住んでいる地域によっては水道代を1ヶ月払いにできるケースもある
住む地域にもよりますが、水道メーターの検針を2ヶ月に一度だけ実施して、2ヶ月分をまとめて請求する場合が多いようです。理由は人件費や郵送費などの経費を削減して、水道料金をおさえるためです。
2ヶ月に一度の水道代の請求で家計がカツカツになることがある場合は、請求月ではない月に、請求額の半分程度を取り分けておく方法を検討できるかもしれません。
また地域によっては、支払い方法を口座振替にすることで、2ヶ月分を2等分にして毎月の支払いにできる場合があります。お住まいの地域に合わせてこれらの方法を検討し、節水により水道代をおさえつつ収支を安定させるといいでしょう。
出典
さいたま市 どうなってるの?水道料金(水道料金Q&A)Q11
総務省統計局 家計調査報告〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要(5ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー