更新日: 2024.08.19 その他家計

掃除機をやめてほうきと塵取りだけを使っています。年間でどれだけ電気代を節約できているでしょうか?

掃除機をやめてほうきと塵取りだけを使っています。年間でどれだけ電気代を節約できているでしょうか?
掃除機を使わずに、ほうきと塵取りで家の掃除をすることにしました。これによって、どれほどの電気代を節約できるのでしょうか。
 
この記事では、ほうきで掃除機を代用することによる電気代節約効果と、上手にほうきを使うためのポイントについて詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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掃除機の電気代

掃除機とほうき、どちらを選ぶかで電気代は大きく変わってきます。今回は毎日15分掃除機を使った場合と、ほうきを使った場合の電気代を比較し、年間でどれくらい節約できるかを計算してみましょう。
 
電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価31円/kWh(税込)とします。電気代を求める式は以下を用います。
 
消費電力(W)÷1000×1日の使用時間(時間)×1kWhあたりの電力量料金(円/kWh)=電気代
 
紙パック式の吸込仕事率は500W前後、ハイパワーで1000W前後です。サイクロン式は紙パック式より平均的なW数が落ち約200W、ハイパワーで約700Wです。スティック型の掃除機は約150Wで計算していきます。
 
各掃除機を毎日15分間使用した場合の、1カ月の電気代は表1の通りです。
 
表1

掃除機の種類 消費電力 1カ月の電気代 年間電気代
紙パック式 (通常) 500 W 116.25円 1395円
紙パック式 (ハイパワー) 1000 W 232.5円 2790円
サイクロン式 (通常) 200 W 46.5円 558円
サイクロン式 (ハイパワー) 700 W 162.75円 1953円
スティック型 150 W 34.875円 418.5円

表は各掃除機の消費電力を電気代の計算式により算出した数値を基に筆者作成
 
掃除機を使わずにほうきと塵取りだけで掃除をすることで、これらの年間電気代を節約することができます。節約できる電気代は掃除機の種類により異なりますが、紙パック式の通常モードなら年間約1395円、ハイパワーモードなら約2790円の節約となります。
 

ほうきを使った掃き掃除のメリット

現在では掃除機やフローリングワイパーが主流となっており、昔ながらのほうきを使う掃き掃除は少なくなっています。しかし、ほうきを使った掃き掃除には多くの利点があります。


・電気を使わない
・静かに掃除ができる
・細かい場所の掃除が得意

ほうきは電力を必要としないシンプルな掃除道具です。掃除機のコードが届かない場所でも使いやすく、電気代の節約にもなります。掃除機のような大きな音が出ないため、夜間や早朝、赤ちゃんが寝ているときでも気兼ねなく掃除できます。
 
掃除機は吸引力で細かいほこりを吸い上げることができますが、ヘッドやノズルが届きにくい場所には不向きです。ほうきは穂先が柔軟で、部屋の角や靴箱の奥など、掃除機が届かない場所もきれいに掃き出せます。ほうきの種類を使い分けることで、さらに効果的な掃除が可能です。
 

上手にほうきを使うためのポイント

ほうきで部屋を掃除する際のポイントは以下の通りです。


・掃く方向
・ほうきの動かし方
・ほうきの角度
・ほうきのメンテナンス

これらのポイントを押さえると、効率的に掃除を行うことができます。
 

掃く方向

基本的には「高い所から低い所」「狭い所から広い所」「風上から風下」に向かって掃きます。これは、ほこりやゴミが自然に落下するためです。高い場所から掃き始めると、低い場所の清掃が二度手間になることを防げます。
 

ほうきの動かし方

ほうきを動かすときは「横に向かって」動かすようにします。大きく動かすと軽いほこりが舞い上がってしまうので、やさしく動かすことも大切です。
 

ほうきの角度

ほうきは立てて使い、穂先を押し付けないようにしましょう。押し付けるとほこりやごみを集めにくいだけでなく、ほうきも傷みやすくなってしまいます。
 

ほうきのメンテナンス

ほうきを大切に使えば10年以上の使用が可能です。長年使うとどうしても穂先が減ってきて「コシ」がなくなってきます。そんな時は穂先をハサミで切りそろえてあげてください。
 

毎日15分間掃除機を使用した場合、年間で最大約2790円の電気代を節約できる

掃除機を使わずにほうきと塵取りだけで掃除をすることで、年間最大約2790円の電気代を節約できることがわかります。
 
掃除機の種類によって節約額は異なりますが、全体的に見ても電気代の削減は確実です。これにより、家計にやさしく、環境への負担も減らすことができます。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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