更新日: 2024.08.19 その他家計
ランチを職場に持参する場合とコンビニ弁当を買う場合で、生涯でかかるオフィスランチ費用はどれだけ変わりますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
オフィスランチの費用/手作り弁当の場合
マルハニチロ株式会社が実施したアンケート調査によると1000名の全回答者にお弁当1食あたりの費用を尋ねたところ「100円~200円未満」と回答した人が24.4%、「200円~300円未満」と回答した人が29.2%、「300円~400円未満」と回答した人が26.8%でした。
これを基に、お弁当の平均費用は256.5円と算出されました。このデータを用いて、生涯にかかるオフィスランチ費用を計算してみましょう。
1日のランチ回数: 平日5日(週5日勤務)、年間52週で計算
1年間の労働日数: 5日 × 52週 = 260日
生涯勤務年数: 30年として計算
年間の手作り弁当費用は、256.5円 × 260日の計算で6万6690円です。手作り弁当を毎日職場に持参した場合、生涯にわたるオフィスランチ費用は6万6690円 × 30年 で 200万700円となります。
オフィスランチの費用/コンビニ弁当の場合
各コンビの幕の内弁当の価格を調べたところ表1の通りでした。
表1
コンビニ | 弁当名 | 価格 |
---|---|---|
セブンイレブン | 幕の内398 | 398円 |
ローソン | 北海道産鮭の焼鮭幕の内 | 559円 |
ファミリーマート | 幕の内弁当 | 498円 |
出典:各コンビニの公式サイトのお弁当より筆者作成
この情報をもとに、コンビニ弁当の価格の平均値を求めると、以下の通りです。
(398+559+498)÷3=485
したがって、各コンビニの幕の内弁当の価格の平均は485円です。
手作り弁当と同じ条件で(ランチの回数平日5日・1年間の労働日数260日・生涯勤務年数:30年)、生涯にかかるオフィスランチ費用を計算してみましょう。
年間のコンビニ弁当費用は、485円×260日で12万6100円です。生涯にかかるオフィスランチ費用を算出すると、12万6100円×30年で378万3000円です。
生涯にかかるオフィスランチ費用を比較すると手作り弁当の方が安い
手作り弁当とコンビニ弁当の生涯にかかるオフィスランチ費用を比較すると、手作り弁当の方が圧倒的に安いことが分かります。以下は、両者の生涯にかかるオフィスランチ費用の比較結果です。
●コンビニ弁当の生涯費用:378万3000円
●手作り弁当の生涯費用:200万7000円
したがって、コンビニ弁当の生涯費用と手作り弁当の生涯費用の差額は、
378万3000円−200万7000円=177万6000円
手作り弁当の方が177万6000円も安くなります。
手作り弁当のメリット・デメリット
手作り弁当のメリットは3つあります。
●コスト効率
●健康管理
●ランチタイムの有効活用
手作り弁当の最大の利点はコスト効率です。自宅で作ることで、外食やコンビニでのランチに比べて大幅に食費を節約できます。また、自分で料理をすることで、食材や調理方法を自由に選べるため、健康やダイエットを重視する人にとって非常に有益です。
飲食店を探したり、行列に並んだりする時間を節約できるため、ランチタイムをより有効に使うことができる点もメリットといえるでしょう。残った時間をリフレッシュや他の作業に時間を充てることができます。
一方、手作り弁当には以下の2つのデメリットもあります。
●手間
●メニューの工夫
自分で作る必要があるため、その準備には手間がかかります。これが手作り弁当の最大のデメリットといえるでしょう。毎日のメニューを考えるのは意外と大変です。特に栄養バランスの取れた食事を目指す場合、その準備には一定の知識と技術が必要になります。
働く人のランチ代節約術
飲み物を買う際、スーパーやドラッグストアの方がコンビニよりも安いことが多いです。例えば、コンビニで定価で売られているお茶も、スーパーやドラッグストアでは数十円程度安く購入できます。お弁当も同様に、スーパーで買う方が費用を節約できるため、できるだけスーパーを利用することをおすすめします。
手作り弁当のほうが生涯で177万6000円安い
手作り弁当とコンビニ弁当の生涯にかかるオフィスランチ費用を比較すると、手作り弁当の方が約177万6000円安くなります。経済的な面から考えると、手作り弁当を選ぶ方が圧倒的にお得です。
出典
マルハニチロ ~マルハニチロ「お弁当に関する調査 2018」~ P2を参照
セブンイレブン お弁当
ローソン お弁当
ファミリーマート 幕の内弁当
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー