更新日: 2024.08.16 家計の見直し
水筒を毎日もっていくのが面倒で、「ペットボトルのお茶」を買ってしまいます。持参した場合との“費用差”はどのくらいでしょうか?
ただ毎日ペットボトル飲料の購入をする場合と自分で飲み物を準備する場合とで、どれだけの価格差があるのか気にしたことはありますか。
そこで本記事では108円のお茶のペットボトルを購入した場合と、自分でお茶を作って水筒に入れた場合とではいくら違ってくるのかをシミュレーションしていきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
マイボトルを持っている人の割合とは?
お茶を作って注いだり洗ったりする手間がある水筒が面倒だと感じる人も少なくないはずです。まずはどのくらいの人がマイボトルを持参しているのかを見てみましょう。
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会が調査した結果、水筒などのマイボトルを使用している人は75.7%です。自宅で準備したマイボトルを外出時に持参している人の割合はかなり高いといえそうです。
ちなみに、マイボトルに入れている飲み物で多かったものは以下の3つです。
・お茶:54.2%
・水:30.2%
・コーヒー:16.7%
マイボトルに入れている人の半数はお茶を入れており、次いで水を持ち歩いている人が多くいることが分かりました。
お茶のペットボトルをコンビニで買う場合の費用は?
まずペットボトル飲料を毎日買った場合の、1ヶ月、1年間および5年間にかかる費用を計算していきましょう。購入するペットボトルは、セブン-イレブンのプライベートブランド「7プレミアム 麦むぎ茶 600ml」(価格108円)を想定します。
まず1ヶ月の場合を計算すると「108円×30日=3240円」となります。さらに1年間の場合は「108円×365日=3万9420円」、5年間買い続けた場合は「3万9420円×5年=19万7100円」となります。
1年間買い続けると約4万円かかり、5年ずっと購入すると20万円近くなることを考えると、意外と大きな出費につながることが分かるでしょう。
自分でお茶を作って毎日マイボトルを持参する場合はいくら?
次にマイボトルで600mlの麦茶を作る際の費用を考えましょう。東京都水道局によると水道代は1L当たり約0.24円かかるため、600mlの水道代は約0.144円となります。
さらに麦茶を作るのに必要な麦茶パックは、伊藤園の「香り薫るむぎ茶 ティーバッグ54袋」を購入すると仮定します。麦茶は1袋54個入りでメーカー希望小売価格は496円(税込)のため、麦茶バッグ1つ当たりの金額は「496円÷54袋=約9円」となります。
水道代0.144円と麦茶1つ9円を合わせると約9.144円となり、自分でお茶を作る場合には10円もかかりません。1ヶ月でも「9円×30日=270円」、1年間に換算すると「9円×365日=3285円」、5年間でも「3285円×5年=1万6425円」です。自分で作るとかなり費用が抑えられるでしょう。
ペットボトルのお茶を購入する場合とマイボトルを持参した場合の費用差の結果は?
ペットボトルのお茶を購入する場合とマイボトルを持参した場合の費用差は以下の通りです。
・1日当たり:「108円(ペットボトルのお茶)-9円(マイボトル)=99円」
・1ヶ月:「3240円(ペットボトルのお茶)-270円(マイボトル)=2970円」
・1年間:「3万9420円(ペットボトルのお茶)-3285円(マイボトル)=3万6135円」
・5年間「19万7100円(ペットボトルのお茶)-1万6425円(マイボトル)=18万675円」
マイボトルに変えるだけで、年間で約3万6000円、5年間で約18万円を好きなことに使えることを考えると、かなり簡単な節約術だといえそうです。
節約効果は年間3万円以上! マイボトルを持参してみよう!
お茶のペットボトル飲料を購入する場合と、自分でお茶を作ってマイボトルを持参した場合の費用差は、1年間で約3万6000円、5年間で約18万円になることを解説しました。この機会にマイボトルを持っていない人は購入を検討してみるのもよいでしょう。
出典
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会 水分補給に関するアンケート結果(2023年)
株式会社セブン‐イレブン・ジャパン 7プレミアム むぎ茶 600ML
株式会社伊藤園 香り薫るむぎ茶 ティーバッグ54袋
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー