更新日: 2024.08.13 その他家計
親が「電気代がもったいない」と、エアコンを使ってくれません。熱中症が心配なのですが、1日12時間つけたとして“電気代”はいくらになるのでしょうか…?
現在の日本で、エアコンは快適に過ごす必須アイテムですが、人によっては電気代節約といってあまりつけないケースもあります。実際に一日中エアコンをつけたとして、電気代はどれくらいになるのでしょうか?
本記事では、電気代の計算方法などについて解説するので、気になる人は参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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エアコンの電気代を計算する方法について
エアコンの電気代がいくらかを計算するためには、電気代の計算式について理解しなければいけません。具体的な計算式は、「エアコンの電気代=消費電力(kW)×使用時間(h)×料金単価」になります。
計算には、エアコンの消費電力の確認が必要です。エアコンのメーカーや機種によって違う点に注意してください。
ここでは、ダイキン「うるさらX6畳用(型番 AN224ARS-W )」で計算します。冷房時の消費電力は0.39kWです。電気代は、全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価31円/kWh(税込)を使用します。
これらの数字を計算式に入れると「エアコンの電気代=0.39(kW)×12時間(h)×31=約145円」です。1日あたりの電気料金が約145円とすると、1ヶ月で約145円×30日=4350円が最終的な金額といえます。
ただし、エアコンの機種や設定温度によっては商品電力が上下する点や、電気会社や料金メニューで実際の料金単価が変わる点は把握しておきましょう。
ちょっとした工夫でも省エネにつながる
エアコンは体調を守るためにも重要な役割を持っていますが、長時間つけていると電気代が気になる人は多いでしょう。冷やし過ぎに注意して無理のない範囲で室内温度を上げることは、省エネにもつながります。
そこで、少しでも電気代を抑えるために、ちょっとした工夫を意識して省エネにつなげましょう。資源エネルギー庁では次のような省エネ方法を紹介しています。参考にしてみてください。
・ドアや窓の開閉を少なくする
・レースのカーテンやすだれなどを活用する
・外出時は昼間でもカーテンを閉める
・扇風機を併用する
・室外機の周りにものを置かないようにする
これだけでも効率的に部屋を冷やせるようになるため、エアコンの設定温度を上げたり、風量を落としたりすることができます。結果的に電気代を抑えることにつながります。
フィルター掃除も節約には効果的
エアコンのフィルター掃除も節約には効果的といえます。フィルターが目詰まりしていると冷房効率が落ちます。自分ではきれいな状態だと思っていても、実際にはかなりの汚れが溜まっているケースも少なくありません。
また、フィルターが汚れている状態で放置していると、室内にホコリなどが広がる原因になり、ハウスダストやアレルギーなどが起きる可能性があるなど健康面にも悪影響が出るため、月に1~2回程度の頻度で掃除するのがおすすめです。
まとめ
近年は、気温が一昔前と比較してかなり高くなっているため、暑いときにはエアコンをつけることが推奨されています。電気代が気になる場合は、省エネ方法などを意識して取り組むことである程度電気代を抑えることが可能です。
電気代を気にしてエアコンを使わないことで体調不良を起こしたら、結果的には治療費などでかなりの出費になる可能性があります。ちょっとした工夫を心がけることで省エネを意識しつつ、適正にエアコンを使って猛暑を乗り切りましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
DAIKIN Rシリーズ 製品情報
経済産業省 資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約 空調
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー