更新日: 2024.08.11 その他家計
昔から憧れだった「シャンデリア」を購入するか検討しています。電気代が高いイメージがありますが“LED電球”には対応しているのでしょうか?
そこで本記事では、シャンデリアにかかる電気代を算出しました。さらに、一般電球とLED電球の使用で、どれだけ電気代が変わるのかも比較しています。シャンデリアの使用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
シャンデリアはLED電球に対応しているのか?
シャンデリアは通常、複数の電球を使用します。使用できる電球はろうそくの炎のような形をした細長いシャンデリア電球を始め、一般電球やボール電球などがあります。
基本的にシャンデリアの口金に合うサイズであれば、LED電球の使用も可能です。環境省によると、LED電球は一般電球よりも省エネであり、約85%の消費電力を削減できるようです。さらに寿命が長いため、電球の交換頻度も少なくて済みます。
シャンデリアによっては、使用できる電球が限られてしまうものもありますので、事前に対応している電球を確認しておきましょう。
シャンデリアにかかる電気代
シャンデリアにかかる電気代は、使用する電球の種類と数によって異なります。
ここでは、40形相当の電球を4つ使用するシャンデリアを例に、一般電球とLED電球それぞれにかかる電気代を比較しました。1日に5時間使用すると仮定します。なお電気代単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会による目安、31円/キロワットアワーを使用しています。
一般電球の場合
まずは、一般のシャンデリア電球を使用した場合の電気代を計算してみましょう。
一般のシャンデリア電球1つの消費電力を40ワットとします。1日5時間使用すると、電球1つ当たり約6.2円の電気代がかかる計算です。電球を4つ使うとなると、1日に約25円かかる計算です。1ヶ月(30日)に約750円、年間で約9000円の電気代が生じます。
LED電球の場合
次は、LEDのシャンデリア電球を使用した場合の電気代を計算してみましょう。
LED電球1つ当たりの消費電力は、約6ワットとします。1日5時間使用すると、電球1つ当たり約0.9円の電気代がかかります。電球を4つ使うとなると、1日に約3.6円かかる計算です。月に約108円、年間で約1296円の電気代が生じるのです。
一般電球とLED電球ではどれくらい電気代に差があるのか?
実際に一般電球とLED電球だと、同じシャンデリア電球でもどれだけ電気代に差があるのかを見てみましょう。それぞれ算出した電気代(4つの電球を5時間使用した場合)を、表1にまとめました。
表1
1日当たり | ひと月当たり | 1年当たり | |
---|---|---|---|
一般電球 | 約25円 | 約750円 | 約9000円 |
LED電球 | 約3.6円 | 約108円 | 約1296円 |
差額 | 約21円 | 約642円 | 約7704円 |
出典:前章で算出した電気代を基に筆者作成
LED電球は、一般電球よりも消費電力が少ない分、今回の条件では、ひと月で約640円、年間で約7700円電気代が安くなることが分かりました。
シャンデリアは使用する電球が多い分、ほかの照明器具と比べて電気代が高くなるケースもあります。その場合には、LED電球に変えることで日々の電気代をおさえられるでしょう。
LED電球に対応しているシャンデリアもある
シャンデリアの中には、LED電球に対応しているものもあり、一般電球よりも電気代を節約できることが分かりました。40形相当のシャンデリア電球を4つ使用すると仮定した場合、LED電球であれば一般電球に比べて月に約640円、年間で約7700円の電気代節約が期待できます。
さらにLED電球は、一般電球に比べて長寿命であるため、電球交換の手間やコストも削減できるでしょう。
出典
環境省 デコ活 デコ活アクション こだわる楽しさ エコグッズ LED(ランプ・照明器具)
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー