更新日: 2024.08.09 家計の見直し
節約のために1日3食自炊ですが時間が足りません…。仮にすべて外食にしたら年間の時間と食費はどうなりますか?
毎日3食を自炊することは節約に有効ですが、その時間が限られている方にとっては大きな負担となる場合もあります。もし自炊から全て外食に切り替えた場合、年間でどれだけの時間が節約され、食費はどう変わるのでしょうか。
この記事では、「自炊をした場合にかかる時間と食費」と「外食にかかる食費」を比較し、どちらがより効率的かを詳しく解説しています。また、自炊をする以外で食費をおさえる方法もご紹介しています。
日々の食費に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
1日3食自炊したときにかかる時間
株式会社ロイヤリティマーケティングが行った、料理のコストパフォーマンスとタイムパフォーマンスにかんするアンケート調査によると、料理にかかる時間は、30分以内が34.3%で1位、20分以内が23.9%で2位、45分以内が15.8%で3位という結果が出ています。
1日3食の自炊をしたときに、1回あたりの料理にかかる時間を30分と仮定した場合、1日で1時間30分、1ヶ月で45時間、1年間で540時間かかる可能性があることが分かります。
外食では前述の時間はかからないので、朝や就寝前などに時間の余裕ができる可能性があります。
1日3食自炊したときの食費と外食したときの食費を比較
前述のアンケート調査によると、コストパフォーマンスがよいと思う金額について、自炊の場合は朝食で500円未満が8割以上、昼食で500円未満が約6割、夕食では、500円~1000円未満が約4割という結果が出ています。
外食の場合は朝食で500円未満が約6割、昼食で500円~1000円未満が約6割、夕食で500円~1000円未満が約4割となりました。自炊や外食にかかわらず、夕食にお金をかけたいと考える方が多い傾向にあるようです。
1日3食の自炊をしたときにかかる食費を、朝食で250円、昼食で250円、夕食で750円と仮定して計算をします。同様に、1日3食を外食したときにかかる食費を朝食で250円、昼食で750円、夕食で750円と仮定します。表1にまとめました。
表1
1日あたり | 1ヶ月あたり | 1年あたり | |
---|---|---|---|
外食 | 約1750円 | 約5万2500円 | 約63万円 |
自炊 | 約1250円 | 約3万7500円 | 約45万円 |
差額 | 約500円 | 約1万5000円 | 約18万円 |
※筆者作成
表1から1日ではあまり差がみられませんが、1ヶ月、1年と積み重なると外食の方が高くなるという結果になりました。外食の場合は時間に余裕ができる分、食費が高くなってしまうといえます。
自炊以外で食費をおさえる方法
外食をして時間を有効活用したいと思う反面、食費が高くなってしまうのは悩みどころです。今回は料理時間を短縮できる方法を、表2にまとめました。
表2
冷凍食品を利用する | 市販のお弁当やお惣菜を活用する | 飲み物はスーパーで買う |
---|---|---|
・電子レンジで加熱するだけで食べられ、時短になる可能性がある | ・外食と比較すると低価格で購入できる 傾向がある ・自炊を1からするよりも時短になる 可能性がある |
・コンビニや自販機は割高な傾向がある ・値引きや特売などでさらに節約できる 可能性がある |
※筆者作成
表2から、冷凍食品やお惣菜を利用することは1日3食外食をするよりも、食費をおさえられる可能性があることが分かります。1日3食すべて自炊することは難しい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1日3食の自炊から外食に切り替えた場合、時間は減らせるが食費が年間約18万円高くなる可能性がある
今回参照した調査によると、料理にかかる時間は、30分以内が34.3%で1位という結果となりました。
1日3食の自炊をしたときに、1回あたりの料理にかかる時間を30分と仮定して計算をすると、1日で1時間30分、1ヶ月で45時間、1年間で540時間かかる可能性があることが分かりました。なお、1日3食外食をした場合、自炊したときと比較すると年間で約18万円高くなる可能性があります。
自炊以外でも、スーパーでお惣菜を購入したり、冷凍食品を利用したりすることで節約と時短に繋がる可能性があります。1日3食すべて自炊することは難しい方は、ぜひ参考にしてみてください。
出典
株式会社ロイヤリティマーケティング 料理のコスパ・タイパに関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー