更新日: 2024.08.07 その他家計

節約のために洗濯洗剤を手作りする友人。普通に購入するよりも節約できるのでしょうか?

節約のために洗濯洗剤を手作りする友人。普通に購入するよりも節約できるのでしょうか?
毎日の洗濯に使用する洗濯洗剤を、市販のものを使うか手作りした洗剤を使うか迷う方もいるのではないでしょうか。毎日使う消耗品はできるだけ節約したいと考えるでしょう。
 
手作りの洗濯洗剤は環境にも優しいイメージがあり、さらに節約にもなるなら使ってみたいと思う方もいるでしょう。そこで今回は、節約のために洗濯洗剤を手作りした場合、市販の洗濯洗剤を購入するよりどのくらい節約になっているのかについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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洗濯用洗剤を手作りするメリットとは

洗濯用洗剤は身近にある材料だけで作れるため、環境に優しい洗剤ができ上がります。市販の洗剤には、石油系の合成界面活性剤などの海や川に悪影響を及ぼす物質が含まれていますが、手作りの洗剤ならこれらの材料は使用しないため、安心して使えます。
 
そのため、肌が弱い方も使えるのも特徴です。また、材料も比較的安価で手に入るため、コスパがいいのもポイントです。
 
自分で手作りする過程も、化学実験や工作のような感覚で楽しめるため、子どもと一緒に楽しんで作ることもできるでしょう。
 

洗濯用洗剤を手作りする場合に必要な材料と費用

洗濯洗剤を身近な材料で簡単に作るには次のような方法があります。ここでは、1500グラム分の洗濯洗剤を手作りするために必要な材料と費用を表1にまとめました。
 
表1

材料 必要量 費用
液体せっけん 125グラム 約68円
重曹 100グラム 約31円
40グラム 約5円
1500グラム 0.36円

※筆者作成
 
洗濯用洗剤を手作りすると、1500グラム分が約104円で作れます。ただし、作った洗剤を保管するためにボトルが必要です。ボトルは100円ショップなどでも手に入るのでチェックしてみましょう。
 

洗濯用洗剤の作り方

材料がそろったら早速作ってみましょう。
 
まずは大きな鍋を用意し、水を入れ、お湯を沸かしながら重曹を少しずつ投入します。重曹は泡立つので一気に入れないようにしましょう。
 
その後、塩も投入し、すべての材料が溶けたらお湯を冷まし、ボトルに詰め替えて完成です。重曹を入れることにより柔軟剤の役割も期待できるため、洗濯後の衣類がふかふかに仕上がります。
 

「洗濯用洗剤を手作りした場合」と「洗濯用洗剤を購入した場合」のコストを比較してみた

実際に、手作り洗剤と市販の洗剤のコストを比較してみましょう。手作り洗濯洗剤は、洗濯物の量によって異なりますが100ミリリットル前後必要なので1500グラムの洗剤は約15回洗濯でき、1回あたり約7円になります。
 
一方で洗濯用洗剤を購入した場合の相場(詰め替え用)は、1500グラム前後のもので約720円〜約1700円です。毎日5キロの衣服を洗濯すると、1回につき洗剤は60ミリリットル必要なので、価格帯が安い洗剤でも1回あたり約29円必要です。
 
手作りの場合は、1回あたり約7円、市販の洗剤では1回あたり約29円となるため、毎日洗濯すると、1ヶ月あたり約660円、1年では約8030円の節約になることが分かりました。
 

洗濯用洗剤は手作りすると市販品を購入するより節約になる可能性が高い

今回のケースだと、洗濯用洗剤を手作りすることで、市販品を購入するより年間で約8030円の節約になることが分かりました。ただし、洗剤を作る際に使用する材料によっても、節約できる額は変わります。あくまで一例として参考にしてください。
 
洗濯用洗剤を手作りすれば、環境にも優しいアイテムを使用することになり、海や川に悪影響を及ぼす可能性は低くなります。また、お肌にも優しいため、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使えるのもうれしいポイントとなるでしょう。
 

出典

東京水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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