更新日: 2024.08.07 家計の見直し

通勤中にコンビニで「Mサイズのアイスコーヒー220円」を買ってしまいます。自宅からコーヒーをもっていくようにしたら年間いくら節約できますか?

通勤中にコンビニで「Mサイズのアイスコーヒー220円」を買ってしまいます。自宅からコーヒーをもっていくようにしたら年間いくら節約できますか?
通勤の際に、眠気覚ましや朝食代わりにコーヒーを飲む方もいるでしょう。しかし、1回あたりは少額でも、頻繁に購入すると家計の負担になってしまう可能性もあります。コーヒーをコンビニエンスストアで買うほかにも、自宅でコーヒーを入れて持参する方法もあります。
 
今回は、通勤時にコンビニコーヒーを購入する場合と自宅からコーヒーを持参する場合で、どれくらい年間の費用が変わるかについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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毎日コンビニでコーヒーを買う場合と自宅から持参する場合の1年間の合計支出の違いは?

それぞれの場合について、年間でかかる費用を計算します。なお、平日(月~金)の通勤時のみ1日1回購入すると仮定します。休暇等は考慮に入れないものとします。
 

【毎日コンビニで「Mサイズのアイスコーヒー 220円」を買う場合】

1日あたり220円のアイスコーヒーを、週に5回購入すると1100円です。1年を52週として計算すると、年間では5万7200円となります。
 

【自宅でコーヒーを水筒に入れて持参する場合】

コーヒーを入れる場合には、ドリップバッグやインスタントコーヒーを用いる方もいるでしょう。また、豆をひいてコーヒーを入れる方もいます。それぞれの場合について、どのくらい費用がかかるか計算します。
 
・ドリップバッグの場合 
あるメーカーのドリップコーヒーは10袋入りで税込み581円です。そのため、1日あたり58.1円となります。これを年間で考えると、1万5106円です。
 
・インスタントコーヒーの場合
あるメーカーの180グラム入りのインスタントコーヒーを用いる場合を仮定します。値段は税込み825円です。1回量をメーカー推奨の10グラムとすると、18回分のコーヒーができるため、1回あたりの値段は約46円です。そのため、年間にすると約1万1960円となります。
 
・コーヒー豆をひく場合
あるメーカーのコーヒー豆は200グラムあたり税込み756円です。コーヒーを入れる場合に使う豆を10グラムと仮定すると、1回あたりは約38円です。年間では約9880円となります。
 
また、アイスコーヒーのペットボトルから水筒に移し替えて持参する方法もあります。あるアイスコーヒーは900ミリリットルで税込み108円です。そのため、毎日200ミリリットル飲んだ場合1回あたり24円で、年間6240円です。
 
以上の結果より、いずれの方法でコーヒーを入れた場合でも、自宅から持参した方がコンビニで買うよりも安いといえます。
 

水筒でもおいしいコーヒーを楽しむ方法

水筒でコーヒーを持参した際に、入れておいたコーヒーがおいしくないと感じる場合があるかもしれません。コーヒーは長い時間空気に触れることで酸化し、風味が落ちてしまったり味が変わってしまったりします。コーヒーに満足できなければ、この方法は長続きしないでしょう。
 
水筒でもおいしいコーヒーを楽しむためのポイントは以下の通りです。
 

・インスタントコーヒーよりも、ひき立てのコーヒー豆をドリップする
 味や品質の高いものを使用すれば、酸化した場合でも風味が落ちにくい
 
・酸化を避けるために、入れる温度に注意する
 温度が高いほど酸化しやすくなるため

 
また、低温抽出の水出しコーヒーにすることで酸化を防ぎながら、おいしいコーヒーを楽しむのもよいでしょう。コーヒー粉とペーパー用のドリッパーがあれば、簡単に作れます。水出し用のコーヒーバッグを活用する方法もよいでしょう。
 

コーヒーを自宅から持参した方が年間4万円以上安く済む

コンビニでコーヒーを買えば、入れたてのコーヒーがすぐに楽しめます。しかし、220円のアイスコーヒーを毎日購入した場合、年間5万7200円かかってしまう計算になります。
 
しかし、自宅でコーヒーを入れれば年間1万円~1万5000円ほどです。さらに、ペットボトル入りのコーヒーを移し替えれば年間6240円です。そのため、年間4万円以上安く済みます。これから節約をお考えの方は、コーヒーを自宅から持参することを検討してみてもよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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