更新日: 2024.08.01 その他家計
毎日暑くて水をたくさん飲みます。「浄水器」と「ミネラルウオーター」のペットボトル購入はどちらがお得ですか?
本記事では、ミネラルウオーターを通販で購入するのと浄水器を使うのではどちらのほうが節約になるかを紹介するとともに、ペットボトルと浄水器それぞれのメリットを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ミネラルウオーターと浄水器の購入価格
ミネラルウオーターと浄水器の購入価格は、それぞれおおよその価格を以下に設定します。
ミネラルウオーター2リットル×6本入り:400~600円台
浄水器カートリッジ:1000円台~
浄水器は、カートリッジを1年間に4個使用するとします。お水は1日に2リットル消費と仮定して、以下で計算します。
365日÷6本=約61ケース
61ケース×400~600円=2万4400~3万6600円
ペットボトルを購入すると1年間でおよそ2万4400~3万6600円かかることが分かりました。
カートリッジ代:1000円~×4個=4000円~
水道代:1日2リットル、1年間で730リットル、1リットルあたりの水道水の単価を0.24円とした場合 ⇒ 730リットル×0.24円=175.2円
合計:4000円+175.2円=4175.2円
浄水器は本体の購入費用がかかりますが、その後はカートリッジの購入と水道代だけでよりお得においしい水が飲めるといえるでしょう。浄水器は多くの種類が販売されており、機種によって価格や交換頻度は異なります。
ペットボトル飲料水のメリット
本項では、ペットボトル飲料水を購入するメリットを紹介します。お水にこだわりがある方や、500ミリリットルのペットボトルを持ち運びたい方におすすめです。
比較的どこでも購入できる
ペットボトル飲料水は、比較的どこのお店でも販売されているのがメリットの一つです。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで手軽に購入できるため、外出時でもお店があればすぐに購入できます。
また、ネット通販を利用すればまとめ買いも可能です。毎回スーパーやドラッグストアなどに買いに行くのを手間に感じる方は、ネット通販でのまとめ買いがおすすめです。
サイズや種類が豊富で持ち運びやすい
ペットボトル飲料水は、サイズや種類が豊富なため、自分に合った商品を選べることもメリットの一つです。500ミリリットルや2リットルなどサイズが豊富なため、用途に合わせて選べます。外出先でお水を飲みたくなったり、持ち歩いたりするときは、500ミリリットルペットボトルが利用しやすいでしょう。
浄水器を利用するメリット
本項では、浄水器を利用してお水を飲むメリットを紹介します。
水道水の不純物を取り除き、臭いが気にならない
浄水器を利用すると、カートリッジが不純物を取り除いてくれるため、水道水特有の臭いが気にならず水を利用できます。臭いの原因となる不純物がろ過されるため、直接水を飲んだり料理に使ったりしやすくなるでしょう。
ペットボトルの場合は、継続的に購入する必要がありますが、浄水器であれば数ヶ月購入する必要がないため、いつでもおいしい水を飲めるようになります。
ペットボトルを購入する手間が減る
浄水器を利用すれば、水道水独特の臭いもほとんどしなくなります。水道水の臭いが気になり毎回ペットボトルを購入していた人は、手間を省けるでしょう。
浄水器は、一度設置すれば水道水をそのまま飲めるようになるため、比較的手軽といえます。カートリッジの交換時期は、商品にもよりますが、およそ2~12ヶ月経過したタイミングです。頻繁に交換する必要がないため、飲料水にかける時間とお金を節約したい方におすすめです。
水道水をそのまま飲むのがお得?
日本の水道水は、そのまま飲んでも問題ないといわれています。井戸水は消毒されていないためそのまま飲むのは危険ですが、水道水は塩素消毒が行われているため、身体には安全とされています。また、軟水であることも日本の水道水の品質を上げているといわれており、日本の水道水の基準が厳しいことも理由の一つです。
一方で、水道水のイメージを下げている要因の一つが残留塩素です。残留塩素とは、水道水に混ざっている塩素のことで、濃度が高いほどカルキ臭が強くなるため、臭いが気になり水道水を飲みたくないと感じる人もいるでしょう。消毒のための塩素ですが、臭いのせいで水道水に対してマイナスイメージを持ってしまう人も多くいます。
浄水器のほうがお得であるがペットボトルにもメリットがある
ペットボトルのミネラルウオーターを購入するのと、浄水器を利用するのとでは、浄水器のほうがお得であると分かりました。
しかし、ペットボトルも持ち運びが便利なうえに、外出中に飲みたくなったときにすぐに購入できるメリットがあります。普段自宅にいるときは浄水器の水を利用し、外出中はペットボトルを利用するなど、シーンにあわせて選ぶとよいでしょう。
出典
東京都水道局 よくある質問 節水について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー