更新日: 2024.07.27 その他家計

「節約のために自然乾燥!」とドライヤーを使わない妻。毎日10分使用すると電気代は1ヶ月にいくらかかるのでしょうか?

「節約のために自然乾燥!」とドライヤーを使わない妻。毎日10分使用すると電気代は1ヶ月にいくらかかるのでしょうか?
普段から節約を心がけて生活している人のなかには、電気代を節約するために家電の使い方に注意している人もいるでしょう。特にドライヤーは電気代が高いイメージがあるため、節約のためにできるだけ短時間の使用に限定したり、そもそも使用しなかったりといった工夫をしている人もいるかもしれません。
 
しかし、自然乾燥は髪の毛を傷めるという話も耳にするため、ドライヤーを使わないことよりも、できるだけドライヤーにかかる電気代を節約する方法を考えた方がよいでしょう。
 
本記事では、毎日10分ドライヤーを使用した場合の電気代を始め、自然乾燥のデメリットや、ドライヤーの電気代をおさえる方法についてもご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。

ドライヤーを1日10分使用した場合の電気代

ドライヤーの電気代は「消費電力(ワット)÷1000×稼働時間×電力量料金単価(円/キロワットアワー)」で計算できます。
 
例えば、消費電力が1200ワットのドライヤーを10分(約0.17時間)使用した場合で計算してみましょう。電力量料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価の31円/キロワットアワーとします。
 
ドライヤーを1日10分使用した場合の電気代は「1200ワット÷1000×約0.17時間×31(円/キロワットアワー)=約6.3円」となり、1ヶ月(30日)に換算すると約189円です。家族2人が1日10分ずつドライヤーを使用した場合は1ヶ月の電気代が約378円、家族4人だと約756円になります。
 
ただし、消費電力はドライヤーのモードによっても異なります。弱モードにすれば消費電力も低くなると考えられますが、その分、髪の毛が乾くまで時間がかかるため、実際に電気代がどのくらいかかるのか確認しておきましょう。
 

髪の毛を自然乾燥させるデメリットとは?

髪の毛を自然乾燥させることでドライヤーの電気代を節約できるだけでなく、ドライヤーの熱によって髪の毛がダメージを受けることを防げるなどのメリットもあります。しかし、実は自然乾燥の方が髪の毛や頭皮にはよくない影響を与えるといわれています。
 
まず、自然乾燥だと髪の毛がぬれている時間が長くなり、髪の毛を覆っているキューティクルがはがれやすくなります。髪の毛内部の水分が奪われやすくなるため、ぱさぱさになってしまうおそれがあるでしょう。
 
また、頭皮もぬれた状態が長くなるため、雑菌が繁殖しやすくなり、かゆみや赤み、においなどが発生する可能性が高くなることもデメリットのひとつです。
 

ドライヤーの電気代をおさえる方法

髪の毛を自然乾燥させることのデメリットもあるため、ドライヤーを使わない方法よりも、ドライヤーの電気代をできるだけおさえる方法を考えた方がよいかもしれません。
 
まず、髪の毛を洗った後はしっかりとタオルドライを行い、髪の毛の水分を拭き取りましょう。そうすることで、ドライヤーの使用時間を短くできるはずです。また、ドライヤーの消費電力は冷風モード時の方が低いため、ある程度髪の毛が乾いてきたら冷風に切り替える方法も、節約につながる可能性があります。
 
消費電力をおさえた省エネタイプのドライヤーもあるため、買い替えを検討されているのであればチェックしてみるのもよいかもしれません。
 

1日10分ドライヤーを使用すると、1ヶ月の電気代は約189円かかる場合がある

今回の試算結果によると、1200ワットのドライヤーを1日10分使用した場合、1ヶ月の電気代は約189円になります。
 
髪の毛はドライヤーを使わなくても自然に乾くため、節約のためにドライヤーを使わない人もいるかもしれません。しかし、自然乾燥だとキューティクルがはがれやすくなって髪の毛がぱさついたり、頭皮に雑菌が繁殖したりする原因になることがあるため、注意が必要です。
 
そのため、完全にドライヤーを使わないのではなく、できるだけ電気代の節約につながりやすい方法で使用することをおすすめします。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集