更新日: 2024.07.28 その他家計

空気清浄機の「通常」と「強」はどれだけ効果が違うの? それぞれにかかる電気代はいくら?

空気清浄機の「通常」と「強」はどれだけ効果が違うの? それぞれにかかる電気代はいくら?
空気清浄機には、製品によってさまざまなモードがあるものの、使い方や効果が分からない方もいるのではないでしょうか。本記事では、空気清浄機の各モードの使い方や効果について解説します。また、電気代も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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普段は「通常」モードで問題なし

空気清浄機は「通常」「標準」をはじめとして「弱」「静音」「強」「ターボ」など、さまざまなモードを搭載しています。そのほかにも「花粉」「ほこり」など、空気汚れの原因に合わせたモードを搭載しているモデルもあるほどです。
 
近年では空気の汚れを感知して、自動的に強弱を切り替えてくれる自動運転を搭載しているモデルもあります。空気清浄機を使用する場合には、基本的には「通常」や「標準」などのモードで問題ないとされています。
 
ただし、外から帰宅した際や掃除をする際には「強」や「ターボ」モードを使用したほうがよいでしょう。「強」や「ターボ」モードを使用した場合には、駆動音が大きくなる点に注意してください。
 
一方で「弱」「静音」モードの場合には、駆動音が静かになり、節電効果が高くなるモデルもあります。帰宅時や掃除時には「強」モード、普段は「通常」モードで使用し、睡眠時や出かけている間などは「弱」モードのように切り替えて使用するのがおすすめです。
 

空気清浄機の電気代

ここからは、各メーカーの空気清浄機の電気代を比較します(表1)。
 
表1

メーカー 製品 電気代(一時間あたり)
ターボ 通常
(標準)
静音
SHARP FP-S120 約2.3円 約0.43円 約0.15円
FU-S50 約1.5円 約0.40円 約0.08円
DAIKIN MCZ704A-T 約2.67円 約1.0円 約0.56円 約0.31円 約0.25円
MCK904A-W 約2.60円 約0.62円 約0.37円 約0.25円
Panasonic F-VXV90 約2.8円 約0.4円 約0.2円
F-VXW70 約1.8円 約0.3円 約0.2円

筆者作成
 
3社の標準モードにおける電気代の平均は約0.45円であり、1日あたりの電気代は約10.8円、1ヶ月あたり約324円となります。
 

空気清浄機を正しく使えていない?

花粉症やハウスダストによるアレルギー対策として空気清浄機を購入したものの、あまり効果を感じられないという方もいるのではないでしょうか。
 
空気清浄機は、使い方や設置場所によっては効率が低下し、モードに関係なく効果が減少する恐れがあります。空気清浄機の効果を最大限発揮するためにも、効果が大きくなる設置場所や使用方法を把握しておきましょう。
 

効果が大きくなる設置場所とは?

空気清浄機の効果が大きくなる設置場所は、部屋の隅の壁際です。設置する際は、床上1メートル程度を目安に置くとより効果が大きくなります。空気清浄機は、ろ過した空気を上部から排気する構造が一般的であるため、壁際に設置することによって排気が流れ、部屋中を循環するような空気の流れを生み出します。
 
空気が循環することによって、部屋中の汚れた空気が空気清浄機のフィルターを介してろ過されるため、快適な空間となるでしょう。部屋の中心に空気清浄機を置いた場合、空気の流れが上手につくれないため効率が悪くなります。
 

空気清浄機の効果をより大きくする方法

空気清浄機の効果をより大きくする方法は、次の通りです。
 

・エアコンと組み合わせて使用する
・24時間つけっぱなしにする
・フィルターの掃除を定期的に行う

 
電気代を気にするあまり、空気清浄機を必要な時だけつけているケースも多くみられますが、24時間連続稼働させることが推奨されています。空気清浄機は、部屋中の空気を何度もフィルターに通すことによってきれいにするため、短時間では効果が発揮できません。不在時や睡眠時にも稼働させておくことで、より効果が大きくなります。
 
さらに、効果を大きくしたい方は、エアコンと組み合わせて使用しましょう。エアコンの下方向に流れる空気と空気清浄機の上方向に流れる空気を組み合わせることによって、空気清浄機単体で使用するよりも循環する空気の流れを生み出しやすくなります。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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