更新日: 2024.07.27 その他家計
暑い夏の日は「発泡酒」「新ジャンル」で乗り切る!ビールとの違いや、節約効果はどのくらい?
最近ではビールだけでなく、発泡酒や新ジャンルといった種類も豊富に発売されています。
そこで今回は、発泡酒や新ジャンルの違いについてまとめました。価格や特徴の違いを知りたい方や、ビールを飲みたいけれど節約もしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ビール・発泡酒・新ジャンルの違い
まずは、ビール・発泡酒・新ジャンルの違いを、定義と価格に分けて見てみましょう。
酒税法による特徴の違い
ビール・発泡酒・新ジャンルは、酒税法による定義が異なります。国税庁「ビール・発泡酒に関するもの」、アサヒ「お客様相談室 Q新ジャンルって何?」より、それぞれの違いをご紹介します。
【ビール】
イ:麦芽、ホップ、水を原料として発酵させたもの
ロ:麦芽、ホップ、水および麦その他政令で定める、苦味および着色料などの物品および香味料を原料として発酵させたもの
ハ:イまたはロの酒類にホップまたは政令で定める香味料を加えて発酵させたもの
さらに、「アルコール分20度未満のもの」と定義されています。
ただし、その原料中麦芽の重量がホップおよび水以外の原料の総重量の100分の50以上のものであり、かつ、政令で定める香味料の総重量が麦芽の重量の100分の5を超えないものに限られるようです。
【発泡酒】
イ:麦芽または麦を原料の一部としたもの
ロ:イ以外の酒類でホップを原料の一部としたもの
ハ:イまたはロ以外の酒類で、香味、色沢そのたの性状がビールに類似するものとして政令で定める一定のもの
なお、ビールと同様、「アルコール分20度未満のもの」と定義されています。
【新ジャンル】
発泡酒に麦原料スピリッツを加えたものと、糖類、ホップ、水および大豆たんぱくなどを原料として発酵させたものの、2つの製法に分類されます。前者が「発泡酒②」後者が「発泡酒③」と表示され、どちらもエキス分が2度以上のものです。
ビールは麦芽の比率が50%以上と決められていますが、発泡酒は特に比率に関する記載はないようです。新ジャンルも発泡酒の一種ですが、麦芽ではなく大豆などが原料に含まれます。
ビール・発泡酒・新ジャンルの定義は、麦芽の比率や原料の違いであると分かりました。
価格による違い
次に、価格による違いを見てみましょう。あるメーカーのビール・発泡酒・新ジャンルの1本当たりの価格を、表1にまとめました。
表1
容量 | ビール | 発泡酒 | 新ジャンル |
---|---|---|---|
350ミリリットル | 約192円 | 約152円 | 約146円 |
500ミリリットル | 約254円 | 約206円 | 約208円 |
※筆者作成
ここで、1ヶ月間(30日と仮定)毎日ビールを飲んだ場合と、ビール10日・発泡酒10日・新ジャンルを10日飲んだときの金額について、350ミリリットルの容量で比較してみましょう。なお、1日に1本飲んだと仮定します。
・ビール30日の場合:約5760円
・ビール10日、発泡酒10日、新ジャンル10日の場合:約4900円
その差は約860円です。それぞれの味に違いはあるかもしれませんが、毎日ビールを飲むよりも、発泡酒や新ジャンルに変えることで節約になるといえるでしょう。
節約したい方はビールで作るカクテルもおすすめ
ビールを、発泡酒や新ジャンルに変えると節約できることが分かりましたが、中には「ビールを飲みたい」と思う方もいるかもしれません。「節約しながらビールを楽しみたい」「お酒があまり強くないけれどビールを飲みたい」とお悩みであれば、ビールを使ったカクテルもおすすめです。
例えば、パナシェはビールと同量のサイダーで割るだけで完成します。500ミリリットルのパナシェを作るには、ビールとサイダーともに250ミリリットルずつで済みます。
ほかにも、ビールにレモン汁やはちみつを混ぜて飲むのも、いつもと違ったビールが楽しめるでしょう。節約しながらビールを飲みたい人はぜひ試してみてください。
ビールと発泡酒、新ジャンルの違いは、麦芽の比率や原料の違い
ビール、発泡酒、新ジャンルの違いは、麦芽の比率や原料であると分かりました。商品によっても価格は変わりますが、毎日ビールを飲むよりも、発泡酒や新ジャンルに変えるだけで月に1000円近く節約できるかもしれません。
出典
国税庁 ビール・発泡酒に関するもの
アサヒビール株式会社 お客様相談室 Q新ジャンルって何?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー