更新日: 2024.07.27 その他家計

健康のために「白米」ではなく「玄米」を選ぶ妻。同じ5キロなら”損”しているのではないでしょうか?

健康のために「白米」ではなく「玄米」を選ぶ妻。同じ5キロなら”損”しているのではないでしょうか?
お米には、大きく分けて白米と玄米の2種類があります。日々の食事では、白米を選んでいる人が多いかもしれません。その中で自身の妻が白米ではなく玄米を選んでおり、同じ5キロを注文するなら、金額の面で損しているのではないかと気になる人もいるでしょう。
 
今回は白米と玄米がそれぞれどのくらいの金額で購入できるのかをまとめました。あわせて、それぞれのお米がどのような特徴を持っているかについてもご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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白米と玄米はどのくらいの金額で購入できる?

白米と玄米の金額はブランドによって大きく変動します。いくつかのECサイトで販売されている価格を参考にすると、白米は1キロ当たり300~500円、玄米は400~600円程度の商品が多いことが分かりました。銘柄によって若干の差が設けられているものの、一般的には玄米の価格が高く設定されているようです。
 
なお、農林水産省の「お米と食料安全保障」によると、年間のお米の消費量は一人当たり51.5キログラムとなります。このことから、玄米と白米では、年間の食費に5150円~1万5450円ほどの差が出ると考えられるでしょう。
 
ただし、玄米は白米に比べると、さまざまなメリットがあるようです。そのため、価格だけで選ぶのではなく、自分が何を求めているかに合わせて、購入するお米を選ぶといいでしょう。
 

白米と玄米の特徴

白米と玄米には、それぞれ栄養価や消化のよさなどに違いがあるとされています。ここからはそれぞれのお米について、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
 

白米の特徴

農林水産省の「お米と健康・食生活」によると、白米の主な成分は炭水化物となっており、精白米100グラム当たり77.6グラムを占めています。そのほかに含まれる成分はたんぱく質が6.1グラム、水分が14.9グラムであり、脂質やビタミン・ミネラルなどはほとんど含まれていません。
 
白米は玄米を生成して作られるため、栄養素が削られてしまっている可能性があります。例えばビタミンB群やミネラルなど、これらの栄養素が減っているのは、白米のデメリットといえるでしょう。
 
また、食物繊維の量も玄米に比べて少ないとされていることから、消化もよくなると想定できるでしょう。結果として、食べる量が増えてしまう可能性があり、過食の原因にもなりかねません。
 
ただし、胃腸への負担は少なくなるため、離乳食や介護食に適しています。血糖値も上昇しやすいため、玄米と比較した場合は、若干健康面のことを考える必要が出てくるでしょう。
 
とはいえ、味や調理のしやすさでいうと、玄米に比べて白米の方がいいとされています。価格についても若干安く設定されているようなので、この点は白米のメリットといえるでしょう。
 

玄米の特徴

玄米はもみからもみ殻だけを取り除いた状態のものであり、お米にぬかや胚芽が残ったままの状態です。そのため、白米に比べると、栄養価が高いといわれています。白米に比べて、玄米に多く含まれているといわれる栄養素は、以下の通りです。


・ビタミンB群
・食物繊維
・鉄
・マグネシウム
・たんぱく質

このことから、白米と比較した際には、健康面でメリットが得られると考えられます。その反面で、食感や味を苦手と感じる人がいたり、上手に炊くことが難しかったりなどのデメリットがある点は、理解しておきましょう。
 

白米に比べ玄米は1キログラム当たり100円程度高い可能性がある|価格以外の部分も比較してお米の種類を選ぼう

白米と玄米の価格を比べてみると、玄米の方が1キログラム当たり100円程度高い可能性があると分かりました。そのため、消費量が増えていくと、その分毎月の食費がかさんでしまう可能性があります。
 
ただし、価格面以外で比較した場合は、玄米にもメリットがあるようです。代表的なメリットとして、栄養価の高さがあげられるでしょう。具体的には、ビタミンB群や食物繊維、ミネラルなどの部分に差があるようです。
 
このことから、どちらを選ぶべきかは人それぞれ異なるといえます。安さを重視するなら白米、健康面を重視するなら玄米などが選び方の例としてあげられるでしょう。それぞれのお米によさがあるのも事実であるため、自分に合ったお米を日々の食事に取り入れてみてください。
 

出典

農林水産省 お米と健康・食生活
農林水産省 お米と食料安全保障
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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