使わなくなった「iPhone13Pro」を売って「iPhone14Pro」を購入したい！「下取り」と「買い取り」ではどちらがお得？

新しいiPhoneを購入したいと思った際に、「下取り」と「買取り」ではどちらがお得になるのか疑問に思う方もいるでしょう。高額な買い物をするときは、少しでもお得に手に入れたいと思うはずです。
 
そこで今回は、「iPhone13Pro」から「iPhone14Pro」に機種変更する際、下取りと買取りではどちらがお得になるのかについてご紹介します。

下取りと買取りの違いとは

まずは下取りと買取りの違いについて説明していきましょう。
 
下取りとは、古いiPhoneと引き換えに現金が受け取れるわけではなく、下取りを依頼するキャリアで、新しいiPhoneを購入する際に値引きやポイント付与などの特典を受けられる制度です。下取りする機種や、下取り時の傷や故障などの状態により特典金額は異なります。
 
一方買取りは、買取り専門店や家電量販店などで、使わなくなったiPhoneを買取ってもらうことで現金が受け取れる仕組みです。下取りのようなキャリアの縛りはなく、買い取ってもらった後は好きなキャリアで新しいiPhoneを購入できます。下取りと買取りの大きな違いは、現金が受け取れるか受け取れないかという点です。
 

下取りと買取り、それぞれのメリットとデメリット

下取りと買取り、それぞれメリットとデメリットがあります。それぞれの特徴を表1にまとめました。
 
表1

	メリット	デメリット
下取り	・下取りから新機種購入までの手続きが簡単 ・データ移行や削除をしてもらえる	・ポイントには有効期限がある ・状態がよくても査定額は一定
買取り	・状態がよければ下取りより高額がつく可能性がある ・キャリア変更が可能 ・現金が手に入る	・SIMロックを解除する必要がある ・査定基準が厳しいケースがある

※筆者作成
 
下取りは同じキャリアの窓口で手続きが簡潔するため、手間がかからないことが最大のメリットといえるでしょう。ただし、査定額は一定の場合が多いため、きれいな状態でも高値が付く可能性が低いことがデメリットです。
 
買取りは、iPhoneの状態がきれいなら高値が付きやすいですが、査定基準は厳しいといわれています。ただし、キャリアを変更したい方や現金を受け取りたい方には買取りが向いているでしょう。
 

「iPhone13Pro」を下取りした場合の価格

「iPhone13Pro」を下取りした場合の特典は以下の表2の通りです。
 
表2

	正常品	破損品
SoftBank	6万5400円相当	1万9680円相当
au	6万9300円相当（1TB）～ 5万5000円相当（128GB）	2万350円相当（1TB）～ 1万6500円相当（128GB）
docomo	7万円（1TB）～ 5万5000円（128GB）	1万9900円（1TB）～ 1万4400円（128GB）

※参考サイトを元に筆者作成
 

「iPhone13Pro」を買取りした場合の価格

次に「iPhone13Pro」を買取りした場合をみていきましょう。下取りの場合も対象機種の状態や容量などで金額が異なります。相場としては、傷ありの場合で2万4400円～5万7200円程です。傷のない正常品の場合だと少し金額が上がり、5万7500円～8万500円程になります。
 
また、買取り専門店などでは「買取り価格アップキャンペーン」なども積極的に行っているため、キャンペーンをうまく利用することもおすすめです。
 

「iPhone13Pro」の状態がよければ買取りの方が高値が付いてお得になる可能性がある

「iPhone13Pro」を下取りと買取りでどちらがお得になるかは、「iPhone14Pro」をどのように購入するかによって異なります。キャリアを変えずに購入したいのであれば、窓口が1つで済む下取りの方がスムーズに購入できるでしょう。
 
また、ポイント付与などの特典がある場合もあるので、毎月の支払いなどでたまっているキャリアポイントが使える方がお得になる可能性があります。
 
ただし、キャリアを変更したい方や現金を手にしたい方には買取りがおすすめです。また、「iPhone13Pro」の状態がよければ下取りよりも高値が付きやすい買取りの方がお得になる可能性があります。
 
下取りと買取りと迷った場合は、まずは買取り専門店などで査定してもらうことをおすすめします。
 

出典

SoftBank　下取りプログラムの特典金額例
au　下取り対象機種・下取り価格（ポイント）
docomo　iPhoneの下取り価格
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー