更新日: 2024.07.23 その他家計
クレカなどの「時間差で引き落とされる」出費はどのように家計簿をつけたらいいの? 便利な家計簿のスキルを紹介!
しかし、キャッシュレス化は便利な一方、支出が把握しにくいという意見もあります。クレカ支払いは時間差で引き落とされるため、現金の方が管理はしやすいでしょう。
今回の記事では、クレカなど時間差で引き落とされる出費をどのように管理していくかを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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キャッシュレスで支払う人は年々増加
経済産業省の算出によれば、2023年のキャッシュレスによる支払いは39%となっています。2021年は32.5%、2022年は36%と、年々増加していることが分かります。キャッシュレス払いの内訳は、クレジットカードが83.5%、デビットカードが2.9%、電子マネーが5.1%、コード決済が8.6%となっています。このデータからは、クレカで支払う人が多いことが分かります。
家計簿の付け方
まずはクレカで支払った場合の家計簿の付け方を紹介します。家計簿の付け方は主に2パターンあります。自分にとってどちらの方が続けやすいかを考えながら始めてみてください。
クレカを使用した日に付ける
まず紹介するのは、クレカを使った日に金額を記載していくというシンプルな方法です。使うたびに記載していくのは大変ですが、その分、1日でどのくらいのお金を使ったのかを把握することができます。毎日付けることで予算を超えているか判断しやすいため、初心者の人や正確に家計簿を付けたい人におすすめの方法です。
引き落とし日にまとめて付ける
2つ目は引き落とし日に1ヶ月分の使用額をまとめて記載する方法です。月々の支払いを比べられるため、1ヶ月ごとの支出を把握できるメリットがあります。ただ、1日でどのくらい使っているのかを確認しづらくなる点はデメリットといえるでしょう。
日々の収支を細かく把握出来ない分、気が緩むとつい使いすぎてしまう可能性もあるため、注意が必要です。予算管理が徹底できる人におすすめの方法といえるでしょう。
クレカで上手にやりくりする方法
やり方さえ工夫すれば、クレカの支出管理も可能です。以下では、クレカの支払いを管理する方法を紹介します。
クレカ使用分の金額を別で分ける
クレカで使用した分を別にして分けておけば、使いすぎることはありません。まずは1ヶ月で使う分のお金をあらかじめ分けておきます。そこからクレカで支払う分、つまりクレカ払い用の予算を1ヶ月分の費用から分けましょう。
クレカ払い用の予算を分けておけば、引き落とし日に残高が足りなくなることはありません。また、クレカ払いをするたびに、クレカ払い用の予算から引いて別に分けておくと、クレカ払い用の予算残高を把握しやすくなります。
固定費と変動費を分ける
固定費とは家賃や携帯料金、水道費、車のローンなどひと月の支払い額が決まっているものを指します。一方、変動費は食費や日用品、ガソリン代など月によって金額が変動するものを指します。
おすすめは、それぞれでクレカを分けて支払うことです。分けることで固定費と変動費の比較がしやすくなり、削減できるものを見つけやすくなるからです。メインのカードを支払い額が多い方にしておけば、ポイントも貯まりやすくなります。
前払いや即時払いのものを使う
それでもクレカの管理が心配な人は、前払いや即時払いの決済を行いましょう。事前に金額を決めておけば、使いすぎる心配はありません。デビットカードの場合は、使用した分が即座に口座から引き落とされます。
使用する分の金額をあらかじめ口座に入金しておけば、安心して使用することができます。ネットで残高を確認できるものであれば、わざわざ記帳をせずとも携帯から確認が可能です。
クレカ払いは家計管理におすすめ
クレカで管理するのは難しいと思っている人も多いかもしれません。しかし、管理する方法さえきちんと決めておけば簡単です。今ではアプリの家計簿もあり、便利な機能が搭載されているものも多くあります。
何から始めたらいいのかわからないという人は、本記事で紹介した方法を一通り試してみてください。さまざまな方法を試し、自分に合ったやり方を見つけていくことが大切です。
出典
経済産業省 算出結果概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー