更新日: 2024.07.23 その他家計
毎朝出勤前にカフェで「300円」のコーヒーを購入。仕事のモチベアップになるとはいえ、年間「6万円」はかけ過ぎですか?
毎朝出勤前に300円のコーヒーを買って年間で約6万円の出費になる場合、金額が一般的なのか気になるところです。
そこで今回は、年間6万円のコーヒー代は高いのかや、1ヶ月にかけるコーヒー代の平均金額について解説します。コーヒーがもたらす心身への影響についても解説しますので、参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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コーヒーにかける1ヶ月の平均金額は約5000円
片岡物産株式会社がコーヒーイベントの来場者に行ったアンケート結果では、コーヒーに対する1ヶ月あたりの全体平均支出金額は4888円となっており、毎月約5000円をコーヒー代として使用していることが分かりました。年間では約6万円をコーヒー代に費やしていることになります。
そもそも、「毎月のコーヒー代を把握していない」という回答が、アンケート回答者の半数を超えていることもあり、コーヒー代への節約意識はあまり高くないのかもしれません。
コーヒー代に年間6万円の出費はかけすぎと感じるのであれば、「おうちコーヒー」の機会を増やすことで節約できる可能性があります。
デロンギ・ジャパン株式会社のアンケート結果によれば、「おうちコーヒー」1杯にかける平均金額は「106.7円」となっています。ただ、20〜60代の年代別で見ると、バラつきがあるようです。以下に年代別の平均額を表1にまとめました。
表1
年代 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 |
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 106.7円 | 134.7円 | 95.9円 | 97.0円 | 114.4円 | 91.7円 |
※デロンギ・ジャパン株式会社「自宅で1杯のコーヒーにかける平均金額」を基に筆者作成
毎朝コーヒーを家で飲むようにすれば、1ヶ月で3286円です。1年間で計算すると3万9432円となり、カフェでコーヒーを毎朝買うより年間で約2万円の節約ができます。
毎日のコーヒーは満足度向上に繋がる
デロンギ・ジャパン株式会社が行った「コーヒーの飲用調査2023年度版」の結果によると、毎日コーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて「心身の状態や生活への満足度が高い」ことが分かりました。同調査で20〜69歳の男女9620人を対象に調査した「心身の状態の度合い(平均点)」の結果を、表2にまとめました。
表2
コーヒーを 飲むかどうか |
ストレス発散度 | QOL | 仕事・学業の効率 | 自己肯定感 | ポジティブ |
---|---|---|---|---|---|
自宅でコーヒーを飲む | 50.92 | 55.29 | 51.95 | 51.36 | 52.68 |
コーヒーを 全く飲まない |
46.75 | 50.51 | 47.31 | 45.37 | 47.04 |
※デロンギ・ジャパン株式会社「コーヒーの飲用調査2023年度版」を基に筆者作成
ストレス発散度や、仕事・学業の効率など、どの項目においても、コーヒーを飲む人の方が飲まない人より5点前後高い平均点となっています。
コーヒー代に年間6万円は平均的だが、おうちコーヒーに切り替えれば節約できる可能性もある
アンケート結果によれば、コーヒー代に年間6万円をかけるのは平均的であることが分かりました。一方で、コーヒーにかける費用を少しでもおさえたいとお考えの方は、「おうちコーヒー」を楽しむ機会を増やすのがおすすめです。
自宅で飲むコーヒーの平均額は1杯あたりおよそ107円であり、年間で約4万円弱となります。カフェなどでコーヒーを買って年間6万円使うよりも、約2万円節約できるかもしれません。
毎日コーヒーを飲む人は満足度が向上するといった結果も出ていますし、今後は家でコーヒーを飲む機会を増やし、節約しながら楽しむのもよいでしょう。
出典
片岡物産株式会社 日常のコーヒーの飲用習慣に関するアンケート
デロンギ・ジャパン株式会社 コーヒーの飲用調査2023年度版
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー