更新日: 2024.07.22 その他家計
高校生の子ども2人がいる4人家族で食費は「月10万円」と言ったらママ友に「高すぎ!」と驚かれました…普通はどれくらいでしょうか?
例えば、高校生の子ども2人と夫婦の4人家族の場合、食費が「月10万円」だと高すぎるのか、それとも妥当な金額なのか、確認してみましょう。
本記事では、4人世帯の食費の平均とともに、食費が高くなる理由や節約のポイントも含めてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
日々の生活における、お金にまつわる消費者の疑問や不安に対する解決策や知識、金融業界の最新トレンドを、解りやすく毎日配信しております。お金に関するコンシェルジェを目指し、快適で、より良い生活のアイディアを提供します。
4人世帯の食費の平均は?
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)」によると、2023年における4人世帯の1ヶ月の食費は9万712円ということです。同調査より、食費の内訳を表1にまとめました。
表1
項目 | 金額 |
---|---|
穀類 | 7524円 |
魚介類 | 5289円 |
肉類 | 9916円 |
乳卵類 | 4674円 |
野菜・海藻 | 8617円 |
果物 | 2461円 |
油脂・調味料 | 4274円 |
菓子類 | 8847円 |
調理食品 | 1万3050円 |
飲料 | 5797円 |
酒類 | 3126円 |
外食 | 1万7137円 |
※総務省統計局「2023年家計調査(家計収支編)」を基に筆者作成
ただし、上記の調査には外食費も含まれているため、外食費を抜いて考えるのであれば、1ヶ月の食費は7万3500円程度が平均ということになります。
4人家族で食費「月10万円」の家庭もある?
前述した調査結果は「4人世帯」の食費であるため、今回の事例のような「高校生の子ども2人+夫婦」という家族構成とは限りません。しかし、事例に近いデータであると考えてよいでしょう。
実際、特にぜいたくをしているつもりはなくても、4人家族で食費が「月10万円以上」や「月15万円以上」という家庭も一定数はあるようです。もし、周囲から「食費が高すぎる」と驚かれたとしても、家族構成や子どもの年齢などによっても食費は変わってくるはずなので、気にしないほうがよいでしょう。
食費が高くなる理由と節約のポイント
特にぜいたくをしていなくても、食費が高くなる理由として考えられるものを挙げてみましょう。
まず、お酒やアイスクリームなどの嗜好(しこう)品をよく購入する家庭は食費が高くなる可能性があります。ただし、嗜好品はお小遣いから買うなどのルールがある家庭では、食費への影響は少ないでしょう。
また、食材をこだわって選んだり、値段に関係なく食べたいものを買ったりしている場合も、食費が高くなることが考えられます。
食費を節約するためには、セール品を狙ったりクーポンを活用したりして、なるべく安く食材を購入しましょう。通常より安く売っていることが多い季節の食材を中心に選ぶのもおすすめです。ペットボトルの飲み物などはコンビニよりスーパーのほうが安く売っていることが多いため、できるだけスーパーで購入するようにしましょう。少しの違いでも、積み重なれば大きな差になります。
4人家族で食費「月10万円」という家庭も少なからずある
4人世帯の1ヶ月の食費の平均は9万712円で、外食費を差し引くと約7万3500円となっています。もちろん平均より多く食費がかかっている家庭もあるはずなので、今回の事例のように「高校生の子ども2人と夫婦4人家族」で食費が「月10万円」ということがあっても不思議ではないでしょう。
食費が高くなる理由には嗜好品をよく購入することや、値段に関係なく食材を選んでいることなども挙げられます。セール品を狙って購入したり、季節の食材を中心に選んだりして、食費を節約することをおすすめします。
出典
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2023年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー