更新日: 2024.07.14 その他家計
出産後に母がサポートのため家に来ます。「滞在分の食費は入れる」と言われましたがもらってよいのでしょうか?
その場合、親の食費をどちらが負担するのか、判断が難しいケースもあるかもしれません。トラブルを防ぐためにも、事前にしっかり話し合って決めておいた方がいいでしょう。
本記事では「産後の手伝いに来てくれた親から食費をもらうべきか?」ということについて、一人増えた場合の食費の変化も含めてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
一人増えると食費はどのくらい上がるのか?
総務省統計局の「2023年家計調査(家計収支編)総世帯」によると、世帯人数が2人の場合の1ヶ月の食費は7万2399円、世帯人数が3人の場合は8万5557円ということです。
産後すぐに外食をする機会は少ないため、外食費(2人世帯:9483円、3人世帯:1万3408円)を抜いて考えると、世帯人数2人の場合の食費は6万2916円、3人の場合の食費は7万2149円となります。2人から3人に増えると1ヶ月の食費が約1万円高くなる計算です。
親がサポートに来る期間が1ヶ月よりも短ければ食費も少なくなりますが、泊まり込みでサポートする場合は、水道光熱費やシャンプー・洗剤代なども普段よりかかることが考えられます。
産後の手伝いに来てくれた母から食費をもらうべきか?
今回は「出産サポートに来る母から滞在分の食費をもらってもいいのか?」という事例ですが、一般的にはサポートに来てもらった側が親に対してお礼をするケースが多いでしょう。
食費をもらってもいいかの問題については、家族で話し合って決めることが大切です。親が娘を大切に思う気持ちをくみ取り、食費をいただいたうえでお礼をするなどの対応でもいいかもしれません。反対に、お気持ちだけありがたくいただき、食費に関しては丁重に断るのも選択肢の一つです。
食材の買い物を親がしてくれる場合には、自分たちの財布を親に渡して、親の分の食材もまとめて支払ってもらった方がいいでしょう。
コミュニケーションをしっかりとってトラブルを防ぐことが重要
出産直後は生活が慌ただしく、気持ちも不安定になる可能性があります。来てくれて助かる面もある一方、その状態で親が自分の家に来てサポートしてくれるとなると「やってほしいことをやってくれない」など、不満がつのってもめてしまうこともあるでしょう。
何をしてほしいのか、逆に、何をしてほしくないのかなど、親としっかりコミュニケーションをとって伝えるようにして、トラブルを防ぐことが重要です。食費に関しても、あいまいにしておかず、事前にきちんと話し合って決めておくといいでしょう。
食費をもらうかどうかは話し合って決めた方がいい
2人から3人に増えることで1ヶ月の食費が約1万円高くなる可能性があるため、母親が産後のサポートに来てくれた際に食費を受け取るべきかどうかで迷う人もいるでしょう。
一般的には、サポートに来てもらった側が親に対してお礼をするケースが多いと考えられます。親の分の食費をどちらが負担するかは、家族で話し合って決めることが大切です。
実際に来てもらってから「こんなはずじゃなかった」ということにならないよう、事前に滞在時の費用について決めておくことをおすすめします。
出典
総務省統計局 家計調査(家計収支編)2023年 総世帯 表番号4
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー