更新日: 2024.07.11 その他家計

来月、夫の実家へ”初帰省”しますが、「食費」と「水道光熱費」は義実家の負担ですよね?何泊くらいがお互いにとっていいのでしょうか?

来月、夫の実家へ”初帰省”しますが、「食費」と「水道光熱費」は義実家の負担ですよね?何泊くらいがお互いにとっていいのでしょうか?
自分の実家であれば気にならないとしても、配偶者の実家に帰省するときは遠慮がちになることがあるかもしれません。歓迎されたり「ゆっくりしてね」と言われたりしても、実際のところどれくらいの日数いるべきなのか悩む人がいるようです。
 
本記事では、義実家に滞在するときの日数について、具体的な費用シミュレーションなども交えて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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義実家には何泊するべき?

義実家に何泊すべきかについて正解はありません。個々の状況により異なります。相手がいろいろとお金を出してくれる場合、何泊もすると申し訳なく感じるかもしれませんが、お金以外の面も考える必要があるでしょう。
 
今回のケースのように、初めての帰省で、しかも義実家が「たくさんもてなしたい」と思っているようであれば、仮に相手の出費が多くなるとしても、数日間泊まる方が満足してもらえる可能性があります。ふだんなかなか帰省できない場合や、孫を連れて帰省する場合などはとくにそういえるかもしれません。
 
もし費用が気になる場合は、帰省中に日用品を買ったり、実用的なものをお土産に持っていったりすることもできます。
 

義実家に宿泊……みんなは何泊してる?

株式会社阪急交通社が全国の20代以上の男女を対象に行ったアンケート調査によると、「配偶者の実家への帰省は、何泊程度までにしたいですか?」と尋ねた結果は表1の通りです。
 
表1

泊まる日数 全体に対する割合(%)
1泊まで 27.7
2泊まで 22.3
3泊まで 13.5
4泊まで 4.1
5泊以上 4.7
泊まりたくない 27.6

※株式会社阪急交通社「帰省ついで旅行のススメ! 帰省についてのアンケート調査を阪急交通社が発表~帰省先周辺、帰省途中での旅行は節約になる?~」を基に筆者作成
 
2泊以内の日数にしたいと考えている人が50%を占めています。一方、3泊以上となると22.3%しかいません。また「泊まりたくない」と考えている人が27.6%おり、4人に1人以上が義実家へ泊りがけで行くことは望んでいないようです。
 
なお「自分の実家」への帰省では「2泊以内」が47.3%と、義実家への帰省と大差ありません。しかし「3泊以上」と回答した人は34.9%と、義実家よりも12.6%高い結果となっています。
 

義実家に滞在するとどれくらいの支出をかけさせる?

帰省する日数を検討する場合、もしかしたら相手側の出費が気になるかもしれません。泊まる日数が多ければ多いほど、もてなしてくれる義理の両親の支出が多くなると考え、それを心苦しく感じる人もいます。
 
では具体的にどれくらいの支出をかけさせる可能性があるか、シミュレーションしてみましょう。
 

2人以上世帯の平均的な食料支出&水道光熱費は1日約3198円

総務省統計局の「家計調査報告(2023年)」によると、2人以上の世帯が食料や水道光熱費にかける月平均額は以下の通りです。
 

・食料(外食除く):7万2084円
・水道光熱費:2万3855円

 
実際の支出は、義実家の生活スタイルや世帯人数などにより変わりますが、仮にこれらの金額を30日で割った場合、1日あたりの支出は以下のようになります。
 

・食料(外食除く):約2403円
・水道光熱費:約795円
・合計:約3198円

 

義実家が1泊ごとに支払う費用シミュレーション

仮に義実家が3人世帯で、訪問するのは自分たち夫婦と子どもを入れて3人だとしましょう。また、義実家の1日あたりの食料と水道光熱費が前述の通り1日あたり3198円だとします。
 
世帯人数が同じなので、自分たちが泊まると1泊あたり同じくらいの支出が発生するかもしれません。その場合、義実家がもてなしてくれるとして、1泊なら3198円、2泊なら6396円、3泊なら9594円かかる計算です。
 
もちろん、実際にはこのような単純計算になるわけではなく、支出はもっと少ないかもしれません。もしくは、外食も含めれば、もっと多くなる可能性もあります。
 

義実家への帰省日数は総合的に判断しよう

義実家に何泊するか検討するときは、相手の支出だけでなく、お互いの関係性や相手の気持ちなどもあわせて考える必要があるといえます。仕事や学校の予定なども考慮しなければならないでしょう。
 
1泊がよいと思えるかもしれませんし、3泊以上がお互いにとってよいと思えるかもしれません。配偶者とよく話し合って判断することが大切です。
 

出典

株式会社阪急交通社 帰省ついで旅行のススメ! 帰省についてのアンケート調査を阪急交通社が発表~帰省先周辺、帰省途中での旅行は節約になる?~
総務省統計局 家計調査報告[家計収支編]2023年(令和5年)平均結果の概要 I 家計収支の概況(二人以上の世帯) 表I-1-1 消費支出の費目別対前年増減率(二人以上の世帯)-2023 年-(5ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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