更新日: 2024.07.09 その他家計
6月から「クーラー」を使用しています。”1日6時間”つけていたら1ヶ月の電気代はどれくらいですか?
本記事ではエアコンを1日6時間、2部屋で使用した場合の電気代について調べてみました。エアコンの電気代を節約する方法もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1日6時間2部屋でエアコンを使用した場合の1ヶ月の電気代
エアコンの電気代は次の計算式で求められます。
消費電力(キロワット)×使用時間×電力料金単価(円/キロワットアワー)
次の条件で1日6時間エアコンを2台使用した場合の電気代を計算していきます。
・エアコンの消費電力595ワット
・電力料金単価31円/キロワットアワー
1000ワットは1キロワットであるため、計算式は「0.595(キロワット)×6(時間)×31(円/キロワットアワー)」となり、エアコン1台あたりの1日の使用時間が6時間の場合、電気代は約111円です。同じ条件下で2台のエアコンを使用した場合、1日あたりの電気代は約222円、1ヶ月(30日)で約6660円かかることが分かりました。
エアコンの電気代を節約する方法
エアコンの電気代は、ちょっとしたことで節約できます。どれも簡単にできることばかりですので見ていきましょう。
フィルターをこまめに掃除する
エアコンのフィルターは、2週間に1度を目安に掃除しましょう。
エアコンは部屋中の暖かい空気を吸い込み、冷たい空気にして吐き出すことで涼しくしています。フィルターが目詰まりすると、吸い込む空気の量が減少し、部屋を冷やすためにより多くの電気が必要になり電気代がかさみます。エアコンが効率よく部屋を冷やすために、よりたくさんの空気を吸い込めるよう、フィルターは定期的に掃除するとよいでしょう。
室外機の周りに物を置かない
室内の空気を逃がす室外機でも空気の通り道をふさがないことが大切です。
エアコンの電源をつけると、部屋の熱を外に出すために、室外機は常に放熱しています。エアコンの動作中に、室外機の吹き出し口から熱風が出ていることを体感した方もいるかもしれません。室外機の吹き出し口をふさいでしまうと、熱風が冷やされずに再び吸い込まれてしまうため、冷却効率が低下します。
また同様に、室外機が直射日光にさらされると、熱を放出するためにより多くの電気を消費してしまいます。室外機の周りは物を置かず日よけなどを設置し、風通しをよくしておきましょう。
扇風機やサーキュレーターを併用する
空気には、暖かい空気は上に行き、冷たい空気は下にたまる性質があります。そのためエアコンを使用する際に、扇風機やサーキュレーターを併用すると、部屋の空気を循環させ温度ムラを減らせます。
エアコンをつけている2部屋が近い場合、フロア全体に冷たい空気が循環すれば、ドアを開けておくことでエアコン1台で賄えるかもしれません。
また、エアコンの風向きを下にすると、部屋の上部が暑くなりエアコンが「設定温度になっていない」と判断して、必要以上に冷やし余分な電力を使ってしまいます。部屋の温度ムラをできるだけ少なくするために、エアコンの風向きは上か水平方向にするとよいでしょう。
1日6時間2部屋でエアコンを使用した場合の1ヶ月の電気代は約6660円
今回の試算結果では、1日6時間2台のエアコンを毎日使った場合、1ヶ月の電気代は約6660円でした。
「エアコンを使わず電気代を節約したい」と考える方もいるかもしれませんが、猛暑の日は室内でも熱中症のリスクが高まるため、無理せずにエアコンを使うことが大切です。
エアコンにかかる電気代は、ちょっとしたことで節約できます。フィルターをこまめに掃除する、室外機の周りは物を置かずに日よけをつける、扇風機やサーキュレーターを併用するなど、どれも知っていれば誰でも簡単にできることばかりです。電気代を上手に節約しながら暑い夏を乗り切りましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー