更新日: 2024.07.08 その他家計

エコキュートや電気温水器、家を長期間留守にする時には「停止」できるって本当? どれぐらい電気代が節約になる?

エコキュートや電気温水器、家を長期間留守にする時には「停止」できるって本当? どれぐらい電気代が節約になる?
家庭で最もエネルギーを使うのは、給湯器といわれています。環境や家計に優しい、エコキュートを設置して使用している方もいることでしょう。
 
省エネルギーの観点から、家を長期間留守にする際には、エコキュートや電気温水器の停止が推奨されることがあるようです。エコキュートや電気温水器の停止をすることで、不要な電力消費を避けて電気代を節約できます。
 
しかし、実際にエコキュートや電気温水器を停止することは可能なのでしょうか? この記事では、エコキュートや電気温水器を留守中に停止することのメリットなどについて解説します。旅行や出張などで自宅を留守にすることが多い方は、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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エコキュートとは

エコキュートは自然冷媒を利用して、空気中から熱を効率よく集めてお湯を作る給湯システムのことです。
 
従来の電気温水器と比較して、環境に配慮した経済的な給湯システムといわれています。自然冷媒とは、冷媒として利用できる自然界に存在する物質のことです。エコキュートの場合は二酸化炭素を利用しており、環境に配慮しているといえるでしょう。
 
電気温水器との違いは、電気代が割安になる夜間にお湯を沸かすことと、高効率なヒートポンプを組み合わせることで、電気代が安くなる傾向がある点です。
 

数日間家を留守にするときは、沸き上げ機能を停止する

エコキュートや電気温水器には留守の間に沸き上げをしない、運転停止機能というものがあります。機種にもよりますが、停止日数を設定しておくと、留守の間は沸き上げを停止して帰宅する前の日の夜から再びお湯を沸かし始めて、帰宅直後からお湯を使用できます。
 
詳しくは、エコキュートや電気温水器の取扱説明書を確認してください。
 

長期間の留守から帰宅した後のお湯を再度利用する方法

1ヶ月など長期間の留守をするときは運転停止機能ではなく、タンクの水抜きが必要となります。タンク内を清潔に保つなどの観点から長期間の留守でエコキュートや電気温水器を使用したりしないときは、水抜きが推奨されています。
 
長期間の留守でエコキュートや電気温水器のタンクの水抜きを行った場合は、エア抜き作業と沸き上げ作業が必要となります。水抜きを行っていますので、タンク内は空の状態で沸き上げができません。
 
操作方法は機種により異なりますので、取扱説明書を確認してください。もし、操作が難しい場合は、販売店に依頼するとよいでしょう。
 

エコキュート導入でどれぐらい電気代が節約できるか

家庭で使用するエネルギー量のうち、約3割は給湯器が占めているといわれています。給湯で使用するエネルギー量を減らすことで、電気代やガス代の節約につながると考えられます。
 
エコキュートはヒートポンプ方式という空気熱と電気を併用しており、電気だけでお湯を沸かす場合と比較すると、消費電力量が約3分の1になるといわれています。
 
エコキュートは空気熱を利用するだけでなく、夜間の電気を利用しているので年間の電気代が約5万6000円も節約できる可能性があるのです。電気代は基になる電気単価が変動することもありますので、参考程度にしてください。
 

長期間家を留守にするときは、エコキュートや電気温水器の沸き上げ機能を停止すると電気代やガス代が節約できる

エコキュートは自然冷媒を利用して、空気中から熱を効率よく集めてお湯を作る給湯システムのことです。エコキュートや電気温水器には留守の間に沸き上げをしない、運転停止機能があります。
 
1ヶ月など長期間の留守をするときは運転停止機能ではなく、タンクの水抜きが必要となります。タンク内を清潔に保つなどの観点から長期間の留守でエコキュートや電気温水器を使用したりしないときは、水抜きが推奨されています。
 
長期間の留守でエコキュートや電気温水器のタンクの水抜きを行った場合は、エア抜き作業と沸き上げ作業が必要となります。
 
エコキュートはヒートポンプ方式という空気熱と電気を併用しており、電気だけでお湯を沸かす場合と比較すると、消費電力量が約3分の1になるといわれています。数日間旅行をする場合は運転停止機能を利用して、賢く節約しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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