更新日: 2024.07.08 その他家計
2シーズンぶりに電気代の補助金がない夏が来ます。今年の電気代はどれくらい高くなってしまうのでしょうか?
この記事では、補助金による値引きがなくなることで家庭の電気代にどのような影響を与えるのかを解説しています。
また、電気代の増加に備えるための節電対策もご紹介しています。昨今の物価高で節約に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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電気・ガス価格激変緩和対策事業とは
電気・ガス価格激変緩和対策事業とは、電気・都市ガス料金の値上がりによって影響を受ける家計や企業の負担を軽減することを目的に、電気・都市ガスの使用量に応じた料金の値引きを行うものです。
経済産業省資源エネルギー庁によると、2024年4月使用分までの電気代の補助は、低圧の場合値引き単価が3.5円/キロワットアワー、高圧の場合は値引き単価が1.8円/キロワットアワーとしています。
2024年5月使用分までの電気代の補助は、低圧の場合値引き単価が1.8円/キロワットアワー、高圧の場合は値引き単価が0.9円/キロワットアワーとなっています。
年間で電気代はどれくらい高くなるのか
補助金による値引きがなくなることから、電気代がどれくらい上がるのか気になる方もいるでしょう。実際に計算をします。
従量電灯B・30アンペアで契約していて、使用電力量が260キロワットアワーだったと仮定しています。2024年5月と6月は、前述の補助金による値引き後の金額を表1に記載しています。
表1
2024年5月 | 2024年6月 | 2024年7月 | |
---|---|---|---|
電気代 | 8137円 | 8538円 | 8930円 |
※参考サイトを基に筆者作成
表1から、2024年5月と6月の差額は401円、2024年5月と7月の差額は793円ということが分かります。
なお電気単価は変動があり、電気使用量はご家庭でさまざまですので、参考程度にしてください。
電気代を節約するコツ
冷房シーズンである7月~9月は近年気温が高くなりやすく、エアコンを使用しないと健康に悪影響があります。エアコンで室温を保ちつつ、電気代を節約できる方法をご紹介します。
●エアコンの設定温度を下げすぎない
●扇風機などを併用して、空気を循環させる
●部屋の空気を入れ替える
●カーテンで窓からの熱を入れない
●エアコンの室外機の周りに物を置かない
●エアコンのフィルターをこまめに掃除する
上記の方法を行いつつ、上手にエアコンを使って節約をしましょう。
2024年5月と比べると、7月は793円値上がりする可能性がある
電気・ガス価格激変緩和対策事業とは、電気・都市ガス料金の値上がりによって影響を受ける家計や企業の負担を軽減することを目的に、電気・都市ガスの使用量に応じた料金の値引きを行うものです。
2024年5月と6月の差額は401円、2024年5月と7月の差額は793円ということが分かりました。
ただし、電気単価は変動があり、電気使用量はご家庭でさまざまですので、参考程度にしてください。
扇風機などを併用して空気を循環させたり、エアコンの設定温度を下げすぎないようにしたりして調節を行いつつ、上手にエアコンを使って節約をしましょう。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援
東京電力エナジーパートナー株式会社 2024年6月分電気料金の燃料費調整等について
東京電力エナジーパートナー株式会社 燃料費調整のお知らせ(2024年8月分)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー